たべるの

塩豚と大根のポトフ

2009年12月2日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は大根をシンプルに味わい尽くす「塩豚と大根のポトフ」です。

葉山の畑で育った大根。
その瑞々しさに感動したわたしが次にチャレンジしたのがおでん。
大根と豚バラ肉だけで作る西洋おでん=ポトフです。
家で仕事をする傍らでコトコトとひたすら煮ました。
必要なのは時間とちょっとした手間。あとはお鍋任せの簡単さ。
でも、これが絶品の一品となりました!

「塩豚と大根のポトフ」

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【材料】

大根 1本
豚バラ肉の塊 1本(約400g)
適宜
ローリエ 1〜2枚
顆粒ブイヨン 10g
大さじ1
ブロッコリー 適宜
柚子胡椒 お好みで

【作り方】

  1. 塩豚は軽く表面を洗って、5cm幅に切る。塩豚の作り方はこちら
  2. 大根も5cmの輪切りにして皮をむいた後、さらに縦半分に切り分ける。面取りして、表面に隠し包丁を入れればなお良い。(面倒だったら省いても可)
  3. 大ぶりの煮込み鍋に肉と大根を入れ、かぶるくらいの水を注ぎ入れる。ローリエの葉を1〜2枚入れ、蓋をして火に掛ける。
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  4. 沸騰する前に火を弱めて、酒とブイヨンを加えてひたすら煮る。途中、蓋を開け、アクを丁寧に取り除く。味見をして塩が必要ならひとつまみ入れる。
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  5. 大根が透き通って竹串がすっと入るくらいまで煮たら火を止めて、蓋をしたまま一晩寝かせる。
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  6. 翌日は表面に脂の膜が張っているので、それを丁寧に取り除き、中火で10分ほど煮たら出来上がり。お好みで、茹でたブロッコリー、柚子胡椒を添えて召し上がれ。

とにかく美味しく作るコツは、
途中でアクを丁寧に取り除くことと、一晩寝かせた後の固まった脂を取り除くこと。
塩豚と大根を水から一緒に煮るので、豚肉から出たアクが大根にくっついて、取るのがちょっと面倒くさいのですが、ここは一つ頑張って!
この手間が雑味のない澄んだスープを作るコツ。
脂分も取り除くので、コクがあるのにさっぱりとした仕上がりになります。

そして一晩寝かせるのもポイントです。
この料理のキモは、塩豚の旨味が十分に出たスープを大根に吸わせること。
鍋の中で徐々に温度が下がっていく中で、大根に味が入ります。
またその際に豚肉に水分と旨味が戻っていくので、豚肉がホロリと柔らかくなるのです。
これは「ゆで豚」作りの基本と同じですね。

塩豚を作るのが面倒な場合は、塊肉に塩をまぶして室内に30分ほど置いておくだけでも可。
その場合は、肉を水洗いせず、ペーパーで拭き取る程度でOKです。

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わたしが愛用しているブイヨン。
「マギー化学調味料無添加コンソメ」
優しい味わいで使い勝手抜群。
スープが透明に仕上がるので、ポトフなどには特にお薦めです!

今回、大根1本、塩豚1本を使って大量に作りましたので、煮込みに使った水の量は1L程になりました。
ですので、ブイヨンをスティック2本(10g)使用しました。
塩豚の塩加減でスープの濃さが変わりますので、途中お味見をして、
必要に応じて塩を加えてみてください。

旨味たっぷりのスープを吸った大根の美味しいことと言ったら…!
これを味わうために、前日からコトコト、コトコト。
その手間と時間を掛ける価値、絶対にあります!
是非、休日にチャレンジしてください〜っ!

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