たべるの

椿の春。

2014年3月20日
高橋 忠和高橋 忠和

お隣の畑の椿が満開です。木に春と書いて椿です。
冬の間も緑を失わず、雪降る中に赤い蕾を膨らませ、今満開の春となりました。
わたし達の畑も本格的に動き出します。

<ジャガイモの植え付け>
春の畑はジャガイモの植え付けから始まります。今年は特に寒い冬だったので種芋の芽がなかなか出揃わなくてヤキモキしましたが、男爵イモ58個、北あかり38個の種芋を、3月9日に植え付けました。桜の花の咲く頃、地表に若芽の顔を出しておくれ。


<追肥>
昨年蒔いた種や、植え付けた苗は、寒い季節を乗り越えました。
霜にあたって縮れていたニンニクやラッキョウも春の陽射しに元気を取り戻し、これから一気に成長期。このタイミングで追肥を与えます。株と株の間の土に穴を堀り化成肥料を入れてよく混ぜておきました。元気になれ、元気になれ。
サンサンネットのトンネルに守られたソラマメ、スナップエンドウ、絹さやも無事です。
春の陽射しを浴びさせるためにトンネルを開くと、ソラマメの花が開き始めていました。
絹さやのツルも伸びてきたようです。
こちらにも追肥をやりますが、豆科作物は根粒があるため、窒素成分を少なめにした肥料を用意しました。
3月のもう1〜2週間は、この畑のあたり強烈な風が吹き荒れる日があるので、もう少しトンネルの中にいれたまま過ごします。
月末になったらトンネルを取り払い、ソラマメもエンドウ豆も支柱を立てて育てるつもりです。



<春の種蒔き>
3月は種蒔きのシーズンでもあります。春ダイコン、春カブ、水菜、春菊、小松菜、ホウレン草、レタス、ニンジン。畑に堆肥と石灰を撒いて土を耕します。とても全部はいっぺんに出来ないので、毎週少しづつです。気温がドンドン上がっていくのでのんびりは出来ませんが、作物は生き物です。あわてず、丁寧に確実に。


こうして3月の畑は、すっかり春になります。
すると、それを見届けた椿は、その使命を全うしたように、落花していくのです。

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