たべるの

久しぶりの畑 by 増田喬子

2011年7月4日
たべるの畑くらぶたべるの畑くらぶ

 週末に時間がとれなかったのが4回、天気予報が雨ということで中止になったのが1回で、5月半ばから1ヵ月以上畑に行くことができなかった。その間に栗畑は葉が茂り、夏野菜が実をつけ始めている。街中にいると春から夏への変化は気温があがることで感じるけれど、畑では色々なことが変わっていることを実感した。
雑草の生え方もその一つかもしれない。春先はそれほど多くなく引き抜きやすかった雑草が、すっかりたくましくなっている。去年参加したのは夏が終わった後からだから本格的な夏を畑で迎えるのは初めてである。夏の主な仕事は雑草取りと聞いてはいたけれど、その季節の駆け出しを久しぶりの畑で思い知ることになった。気温は高くない曇り空だったにも関わらず、午前中にみんなで黙々と草取りをするだけで汗だくになってしまった。

 ところで収穫が6月くらいと聞いていたジャガイモは全て収穫されていた。収穫期直前の長雨のため、あまりいいジャガイモがとれなかったらしい。自分も植え付けを手伝ったのでかなり残念な結果になってしまった。そんな話を聞くと不安になり、種芋をもらって帰って植え付けた自宅バルコニーのポットからジャガイモを取り出してみた。葉っぱが枯れたら収穫するんだよと石井さんには言われていたのだけれど。

 時期が早かったのかそもそもポットで育てることに無理があったのか分からないが結果は切ないものだった。大きくなくても土の下いっぱいにジャガイモができているのかと思いきや4つのポットから収穫できたのは、本当に小さいものも含めて19個だった。1食分にしかならないけれど、この数ヶ月はバルコニーを見るたびに楽しみにしていたのだからそれだけで良かった、と自分を納得させた。「簡単だよ~」と笑っていた石井さん、すみません。その後にもらったミニトマトの苗は今のところ元気です。

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