たべるの

taue2011

2011年6月22日
高橋 忠和高橋 忠和

6月12日に田植えをしました。梅雨のさなかですから、当日の天気予報も曇り時々雨。雨天決行の覚悟で臨みます。

参加希望のみなさんには、雨に濡れます。田んぼの泥に塗れます。最悪尻餅なんかついたら下着まで着替えないといけなくなります。
お誘いしているのか、拒絶しているのか分からないようなやり取りを繰り返し、子供連れの参加希望の方達には、残念ながら今回はご辞退願いました。

で、そのような過酷な条件でも良いと集まってくださったメンバーで田植え実行。
この覚悟が天に届いたのか、雨の予報だったのに雨降らず。昨年の6倍強の広さ165㎡の田植えもビシバシ進行。
午前中で作業を終えることができたのです。

田植えに先立って、化成肥料を小型のバケツ一杯分、水田に撒いています。
昨年は株間30cm条間25cmで田植えしましたが、今年は株間、条間ともに25cm。
昨今の主流になりつつある疎植とは逆行です。
田植え後は、昨年はやはり常道と言われる7〜8cmの深水管理としましたが、今年は2〜3cmの浅水です。

これがどうなるのか分かりません。今年の稲の生育を見守りたいと思います。

農業。とりわけ稲作は、かりに20歳から始めたとしても、50歳でようやく30回の経験にしかなりません。
もちろん今は、自分自身の経験だけではなく、情報はいろんなところから仕入れることができます。
でも、その土地のその気候での経験は、こんな方法が良かった、あれはダメだった。やはり特別のものになります。

毎年方法を変えて、違った稲作を試してみる。
こうしたらどうなるの? ああ、そうくるのか。
これも人と自然の関わり方。

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