たべるの

タラの芽と味わう白ワイン

2008年3月25日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日はタラの芽と一緒にワインを楽しみます。

山菜もこの時期限定の味わいですね!
わたしも実家にいた頃は、親類や知人が獲ってきた山菜を、
毎日のように食べていました。
でも、東京で暮らしていると、山菜って本当に貴重だしお高い。
実家の母が、山のように積まれた山菜を下処理していたのが、
今では懐かしい光景です。

そんなことを思い出しつつ、
今日は山菜をちょっとオシャレに食べてみました。

「タラの芽withマンステール・ソース」

タラの芽をさっと湯がいて皿に盛りつけ、
チーズソースを掛けただけ。

ソースは以前にご紹介したゴルゴンゾーラでも良いのですが、
https://taberuno.com/sawaki-ouchi/33

今日は「マンステール」というウォッシュタイプのものを使ってみました。
よりコクがあってリッチな味わいなので、山菜の苦みにも負けないのです。

このお料理に合わせたのはこのワイン。

「ミッレウーレ・ビアンコ 2004」

イタリアの最東端「フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州」のワイン。
ラベルに描かれた5コのブドウの絵は、
このワインに使用された5つのブドウ品種を表しています。

トカイ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、
マルヴァージア、リースリング

…ちょっと反則?って思っちゃう組み合わせ。
でも、さすがミッレウーレ、面白い味に仕上がってます。

5種類のブドウ品種の個性が全くハーモニーを奏でず(笑)、
口に含んだ瞬間から、時間差で次々に5つの個性が主張してくる。

始めにぱっと広がるのは洋なしやアプリコットを思わせる
まったりとした果実の甘み、
次いでグレープフルーツのような柑橘系のキリリとした酸味、
その後に追いかけてくるミネラルのほろ苦さ、
潮の香りとほのかな塩分、
鼻から抜けるアカシアやジャスミンの甘い香り…。

要は5人の歌手が、合唱じゃなくメドレーで歌ってる感じ。
なのにちっとも違和感がない。
不思議なワインです。
お値段は1.800円ほどとは思えないパフォーマンス!

タラの芽とマンステールとミッレウーレ・ビアンコ…

我ながらパーフェクトなマリアージュだと自画自賛(笑)。

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