たべるの

春の香り「山菜のマンステール焼き」

2010年3月10日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は「山菜のマンステール焼き」で春の便りを味わいます。

スーパーでは山菜が並び始めました。
山菜の香り高くほろ苦い味わいは冬ごもりしていた体を目覚めさせてくれます。

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「山菜セット」を見つけました。
うど、タラの芽、こごみ、
ふきのとう。

わたしは山菜とチーズとワインの組み合わせが大好き。
毎年あれこれと新コンビを考えますが、今年はコレです。

「山菜のマンステール焼き」

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【材料】1人前

うど 15cm
タラの芽 3コ
ふきのとう 3コ
こごみ 4本
ジャガイモ(小) 1コ
マンステール 50g
白ワイン 大さじ1
黒胡椒 適宜

【作り方】

  1. じゃがいもは皮付きのまま1cm程度の輪切りにして皿に並べ、ふんわりラップをしてレンジで5分ほどチンする。
  2. ウドは5cmの長さに切り、厚めに皮をむき、5mm程度の短冊切りにして、酢水に5分ほど浸してアク抜きする。
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  3. その他の山菜は、たっぷりの湯で1分程度下ゆでする。ザルに上げ、よく水気を切る。
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  4. グラタン皿にじゃがいもや山菜類を並べ、マンステールを乗せる。上から白ワインを振りかける。
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  5. オーブンかグリルで5分程度温め、チーズがトロリと溶けたら出来上がり。仕上げに黒胡椒を振って召し上がれ。

「マンステール」はドイツとの国境に近いアルザス地方のチーズ。
元々は修道院で作られていた、という歴史を持っています。
見た目は、オレンジ色のカマンベール、という感じですが、ウォッシュタイプだけあって香りはかなり濃厚で個性的。
強い香りとは対照的にお味は優しいミルクの風味なので、ウォッシュタイプが苦手な方にもオススメです。

わたしはこのマンステール、どことなくお味噌っぽさを感じます。
そして焼くと香ばしさも加わってますますお味噌に通じる風味が。
そんなマンステールと山菜のマッチング、
いやぁ〜、我ながら感動的な美味しさでした。
山菜のほろ苦さがやわらかくなって、特にうどとの相性には驚き!

元々、アルザス地方では、このマンステールを茹でたジャガイモに乗せて焼くのが一般的。
その際にハーブの「クミン」をまぶすのがお約束だとか。
でも日本の山菜とこんなに好相性だなんて、アルザスの方達もびっくりですね!

ワインは白でも赤でもOK。
白ならソービニヨン・ブラン、赤は軽めのカベルネ・フランがオススメ。

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