たべるの

砂肝の白ワイン蒸し+自然派の白ワイン

2008年6月10日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は飲みながら考えた「砂肝の白ワイン蒸し」です。

砂肝は我が家でも度々登場する食材のひとつ。
高タンパクで低カロリー、レバーに比べてクセがないし、お値段も安い!
以前、紹興酒で炒めた中華風のおかずをご紹介しましたが、
http://www.taberuno.com/sawaki/20.php
白ワインで蒸し煮にすれば、たちまちイタリア〜ンなつまみに。

「砂肝の白ワイン蒸し」

【材料】

砂肝 1パック(200〜300g)
ニンニク 1カケ
白ワイン 大さじ2
白だし 大さじ1
オリーブオイル、黒胡椒、ハチミツ 各適宜

【作り方】

  1. 砂肝を適当な大きさに切り分ける。
    白い糸状の筋や、銀色の膜のようなものはなるべく取り除く。
    (でも、あんまり神経質にならなくて大丈夫。適当に!)

  2. フライパンにオリーブオイルを入れ、砂肝を炒める。
  3. 砂肝が白っぽくなってきたら、ニンニクのみじん切りを入れて、ざっと炒め合わせる。
  4. 白ワインと白だしを加え、グラグラと沸いたら弱火にして、蓋をして約2分蒸す。
  5. 器に盛りつけ、黒胡椒を振って、出来上がり。

これ、要はアサリの白ワイン蒸しの砂肝バージョンです。
で、ポイントですが、加える白ワインの「酸っぱさ」によって、
隠し味にハチミツ(砂糖でも可)をちょっぴり加えると、
砂肝の旨みがぐ〜〜〜んと引き立ちます。

まず、白ワインを味見してみて、レモンやグレープフルーツくらいの酸っぱさを感じたら、ティースプーン1杯程度のハチミツを加えてください。
タイミングとしては、4の段階で、白ワインや白だしの後に。
もし、白ワインがマンゴーなどのトロピカルフルーツのような甘みを持っていたら、ハチミツを加えなくても大丈夫。

応用編として、白ワインではなく、レモン汁で蒸し煮にしてもOK。
その場合は、レモン汁1/2個分に対して、はちみつ小さじ1。
白だしの量は、大さじ1です。
白ワインが無いときに、やってみてくださいね〜。

今日のお料理は、このワインを飲んでるときに閃きました。
仏・ブルゴーニュ地方の白ワインです。

「ア・リゴテール 2006」
シャブリで注目されている若い作り手の、
アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール。

「アリゴテ」とはブドウの品種名。
「LIGOTER= リゴテール」は仏語で「引っ張る」の意。だからロープで引っ張ってる絵が描かれている…。
「アリゴテ」と「ア・リゴテール」
つまり駄洒落、ですね(笑)

自然派の作り手としてしられるアリス・エ・オリヴィエ。
その独自のスタイルは、ワイン業界でも高い評価を得ています。
2002年以降、酸化防止剤無添加、
そしてノン・フィルター(無濾過)で瓶詰めをしています。
だから、ワインがぼんやりと濁っているの、写真でわかるかな?
これが「ヴァン・ナチュール」と呼ばれる自然派のワインの特色のひとつです。
口に含むと、じゅわ〜と染みるような、滋味があります。
キリリと引き締まるような酸味と素朴な旨み。
お値段は2.300円前後です。ネットで検索してみてね!

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