たべるの

2年目の畑

2010年12月3日
高橋 忠和高橋 忠和

みんなと一緒に畑に通いはじめて2009年の夏からすでに17回。次回の「畑へ行こうよ」は、第18回目ということになります。
ときどき欠席があったものの、メンバーは1年を通して「畑」を経験しました。

それぞれが少しずつ違う目的で畑に集まり、畑から得たものも同じではないかもしれないけれど、共通していることは、1年を通して「かなり濃密に自然と付き合う時間」を持ったことでしょう。


雨が降ったり、逆に日照りが続いたり、思いどおりになんかならない畑ではありますが、その畑で息を荒くして、汗を流しているうちに、いつのまにか大きな家族の息子になったような、娘になったような、不思議な安心感や心地よさに包まれていました。

畑に行けば包み込まれる幸福感。2年目の畑では、これをもっともっと大きく広げたいなぁ。

育てた作物が不作であるよりは豊作であった方が嬉しいに決まっています。
でも、それが目的ではない。

自然と、もっと深い付き合い方をしたい。もっと身体を使って、泣いたり、笑ったり、ため息をついたり、
お腹の底から沸き上がるような歓声をあげたい。


この夏から、畑へ参加する子供たちが増えてきています。
偉いのですよ、子供たちは。畑に来ればいつだって楽しそうだ。
私なんて、雨が多ければブツクサ文句を言い、逆に雨が少なすぎればオロオロしてしまう。野菜の葉っぱが穴だらけにされていたら害虫を憎み、病気にかかった野菜があれば病気を恨みます。
そんなときでも、子供たちはいつも笑っています。キャーキャー言いながら虫を捕まえてくれるし、雑草取りも楽しそうにやっています。
子供たちは、先生なのかもしれない。

2回目の畑の冬を迎えて、これからどんな「畑へ行こうよ」にしていけば良いか、みんなで相談したいと思います。

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