たべるの

ジャガイモの土寄せカボチャの植え付け

2010年5月17日
高橋 忠和高橋 忠和

ジャガイモの芽が出て、15cm程度の大きさになったら、中耕と土寄せをします。たいがいの作物は、その成長過程で1回か2回、中耕と土寄せをしますが、ジャガイモの土寄せには特別の意味があります。

種イモから芽が伸び茎となり、その地下茎に子イモがつきますが、子イモは、みんな種イモより上の方、地表近くにつくのですね。土寄せしないと子イモは地表に露出、緑化してしまうのです。
だからジャガイモは必ず土寄せします。せっせと土寄せします。

ジャガイモの土寄せには、もう1つ大きな意味があります。畑の土の水はけを良くする。葉山あたりでは、子イモをつけたころから、ジャガイモに余分な水分は禁物と言われます。土寄せの結果、畝の高低の差が25cmほどになっていれば、雨が降っても大丈夫。
だからジャガイモは必ず土寄せします。せっせと土寄せします。

さらにもう1つ。土寄せすることで気温が30℃を超えても、地中温度をジャガイモに好適な15〜20℃に保つことが出来る。なんていうのも聞きました。
だからジャガイモは必ず土寄せします。せっせと土寄せします。

とは言うものの、今年の畑の土の重いこと。差し込んだ鍬から土が離れてくれない。3月4月の雨のせいですね。特に新しく開いた畑の土が粘土です。初級者の私なんかはすぐに息が上がります。ベテランの石井さんや山本さんもこの土には参りましたとのことです。

そこで、ジャガイモ畑の横にカボチャを植えるときには、「この土を少しでも良くしよう」ということで、石井造園の良く熟成されたチップを畑の土に鋤き込みました。

石井農場から分けてもらった堆肥も鋤き込みました。

それにしても、この畑の土は、かなり厳しい土だなぁ。
「3年はかかるかな。良い土になるまでは」とのこと。それまでいろんな種類の野菜を作りながら、少しずつ土を良くしていく。それしかないのだそうです。ハイッ分かりました。せっせと土寄せします。

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