たべるの

畑の土を作ります。

2009年10月16日
高橋 忠和高橋 忠和

普段の暮らしの中で土の地面を見ることが、めっきり少なくなりましたよね。ぜーんぶ舗装されてますから。
畑の土って言っても実感がありません。いったいなにをどうするのか。
たべるの「畑へ行こうよ」の第1回目は、畑の土づくりです。

葉山の畑では、石井さんと山本さんが私たち「たべるの畑くらぶ」の先生ですが、
次から次へと「ハイ、今度はこれをやりましょう」「そこ入って行って、こういう風に撒いて。そうそう」
みたいな感じで進んで行きますから、「なぜ?」とか「どうして?」などといちいち質問をすることができません。
そういう質問にひとつひとつ答えていたら、それこそ日が暮れるのです。
だから休憩のときに教えてもらったり、あとから本やインターネットで調べたり。

作業経過の報告の中に、そうして覚えたことなども交えていきますので、ひょっとしたら勘違いや大ボケもあるかと思われます。その際は、ぜひ柔らかくご指摘、ご指導くださいませ。

まず、石灰を畑に撒きました。
土は放置しておくと酸性になり、野菜の生育が悪くなるので苦土石灰を施すのです。
酸性雨なんていうのは聞いたことがありますよね。酸性度が強いとだめなんです。中性から弱酸性が野菜の生育には良いのですって。

次に必要最低限の薬として、農薬ネマトリンエースを撒きます。
ネコブセンチュウっていう悪者害虫が、野菜の根にコブを作って野菜の成長を著しく妨げます。これをやっつける。

堆肥を撒きました。
植え付ける野菜の種や苗が育つように、土に栄養を与えるのです。

そして、畑の土を耕します。
いろいろ撒いた畑の土を、耕耘機で耕します。表面の土と下の土を混ぜかえしていくのですが、「たべるの畑くらぶ」のメンバー全員が耕耘機初体験です。耕耘機が前へ進まずズブズブ下へ潜っていったり、逆に畑の土の表面を掘り返すことなくトコトコ走り出したり。大笑いの連続です。
石井さん山本さんの指導のもと、メンバー全員が順番に学習していきました。
さらに、昔ながらのクワを使って畝を作っていきます。

畑の土は、保水力と排水力という、背反する性質を持っていなくてはなりません。
また通気性というのも大切なことで、この土を耕すというのは、そういう土を作ることなのですね。

葉山の畑の土は、どちらかというと粘土質です。それにしても、まだかなり土がゴロゴロした感じというのは否めませんが、メンバー全員が翌日「腰が痛かった」と報告してきましたので、今回はこれで良しとしてください。

じつは・・・・
土を耕すのは、わたしたち初心者の力だけではムリがある。石井さんと山本さんが、わたしたちの作業の1週間前に、あらかじめ深さ50cmまで掘り返してくださっていたと聞かされました。すいません。ありがとうございます。

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