たべるの

夏野菜の笑顔。

2016年5月10日
高橋 忠和高橋 忠和

ゴールデンウィークは夏野菜の苗の植え付けをすることになっています。
この頃の横浜の気温は最低気温が12℃ぐらい、最高気温は20℃を超えるか超えないか。
夏野菜の苗の植え付けにちょうど良いのです。
4月の半ばから堆肥と石灰を撒き、耕耘機で畑を耕して準備。それから約2週間、天気が良くて苗の植え付けに都合の良い日が来るのを待っていました。

ところで、夏野菜の種を蒔くではなく、苗を植え付けると言っているのは、夏野菜は種から育てるのが私たち週末農業家にとっては難しいことだからなのです。
良い苗を得るためには培養土に種を蒔いて、育苗室に入れ、毎日のきちんとした温度、湿度、日照の管理が必要になります。とくにトマトやナスなどは単なる苗ではなく、「接ぎ木苗」と言って連作障害や病気に強い苗でなくてはうまくいきません。
だから夏野菜に関してはプロが作った苗を買って、そこから育てることになります。

そんな夏野菜の苗ですが、今年は嬉しいことがありました。
メンバーの一人のご親戚で種苗会社でお仕事をされている方がいらっしゃって、その方から「これは良いナスができるよ」「おいしいトマトができるよ」と夏野菜を50株以上ご提供いただいたのです。すごい。嬉しい。
ありがとうございました。

送られてきた大きな箱を開くとすごく綺麗でしかも元気そうな苗。この時点でメンバー全員笑顔です。

幅60cmの畝を3本起こしました。すでに耕耘機で耕してあった畑ですからフカフカです。
トマト大玉、中玉、ミニトマト、ピーマン、シシトウ、ナス、米ナス。いろいろ合わせて全部で52株。

畑に風が吹きつけて、苗が株元から大きく揺さぶられることがないよう支柱で支えます。
それぞれの株間に化成肥料を与え、たっぷりの水遣り。
いつもにも増して丁寧に夏野菜の苗を植え付けました。

4月14日以来、熊本での地震は未だ収まらず重い気分のまま連休に入りましたが、今日植え付けた野菜が無事に育ち収穫期を迎える7月ごろには、少しでも希望の見える夏になっていて欲しいと思います。

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