たべるの

春の雨

2015年4月24日
高橋 忠和高橋 忠和

東京や横浜あたりでは、桜の花が咲く頃だけ、天気が良かった。
それ以外はほんとうに雨の多い今年の春です。
全国的に見ても、雨や曇りの日が多くて、日照時間は例年の1/3であったところや、酷いところでは僅か5%しかなかった地域もあったようです。
当然畑の作物にも影響が出ます。成長が大幅に遅れている、あるいは止まってしまった。
だから野菜の値段が高騰していますね。


横浜の畑も例外ではありません。
冬を越して今頃なら株高80cmぐらいには大きくなっているはずのソラマメはまだ半分の40cmぐらい、
絹さややスナップエンドウも花はつけたものの、ツルが十分伸びていない。
3月のアタマに種蒔きした春野菜、カブ、ダイコン、コマツナ、春菊なども、みな成長が遅いのです。
まずまず順調なのはジャガイモぐらいかな。


春野菜は5月の連休のうちに収穫を終えて、そのあとに夏野菜を植えようとしていたけれど、計画を変更しなくてはならないようです。
どうしよう。
畑を始めて7年目。だいたいのことは分かったつもりでいても、畑は、自然は、いつも新しい問題を投げかけてくるなぁ。
だから面白いのかもしれませんがね。


4月も半ばを過ぎると、たとえ日照時間が足りなくても、最高気温は20℃を超えてきます。
それぞれの野菜には発芽最適温度というのがあって、その気温、その地温のタイミングを外してしまうとうまく育たない。
地表に顔を出した作物の新芽の成長が遅れていても、次の作物の種を蒔き、苗を植えていかねばならないのです。


曇り空が重たい4月の日曜日。ズッキーニの種を蒔きました。
肥料を撒き、畝を起こし、水をたっぷり与えてからマルチをかけて、そこに種を蒔きました。
作業が終わる頃に小雨が降りてきた。

ほんとうに雨の多い今年の春です。

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