たべるの

春は嵐に乗って。

2013年4月16日
高橋 忠和高橋 忠和

風速20m超の嵐に乗って、今年の春はやって来ました。
強い風だけではありません。ぐっと暖かくなったかと思えばガクンと冷え込む。
気温が激しく上下します。
野菜の値段も上がったり下がったりと乱高下していますね。

そんな暴れる春にも、花はちゃんと咲くんだなぁ。
梅、桃、桜、藤、つつじ。椿、水仙、すみれ、たんぽぽ、れんげ草。
駅から畑まで歩いてみれば、3月、4月は、やはり花の季節です。

捲まず撓まず「励む」ことは大切だけれど、「咲く」ことのなんと素敵なことか。
大きな花も小さな花も、美しい。

4月のある日、畑にもう2輪、花が咲きました。
小学3年生と6年生になった彼女たちは、半年前と比べると少しお姉さんになりました。
でも、畑で炭焼きバーベキューを食べながら
「ねえ、これ食べたらジョギングしよか」
「うん、走ろか」ダーッ。
相変わらず明るくて元気だなぁ。

娘たちは、小鳥のようにさえずり、花のような笑顔を咲かせます。
この日も強い風が吹く中の畑仕事でしたが、
おかげで幸福な気持ちになりました。

花に嵐のたとえもあるが、嵐が愛でる花もある。

駅まで彼女たちを送ってクルマに戻ると、ダッシュボードに
チョコレートとキャンディーが置かれていました。

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