たべるの

夏の畑

2011年8月12日
沢樹舞沢樹舞

今年は夏の畑を堪能しています。

初めて畑に行った2年前の夏は野菜をもらっただけで嬉しくて、
昨年の夏は暑さが過酷すぎて楽しむどころでもなく、
ようやく今年になって夏の畑の醍醐味を知った気がします。

夏の畑仕事と言えば、草刈りと水蒔き。
あとは収穫そのものが主な作業です。
大地を耕し種蒔きするといった農業の神髄からは離れるけれど、
野菜の生命力をビリビリ感じられるのが夏の畑の醍醐味なのだと思います。

去年は10分作業するだけで呼吸が苦しくなったものですが、
今年はしたたる汗を気持ち良いと感じる余裕があります。
突然襲ってくる夕立を作業小屋から眺めているのも楽しいひとときです。
雨上がりに収穫するナスやトマトやししとうの瑞々しさったらたまりません。

夏の畑には元気が充ちています。

赤や緑や黄色や紫。
濃くて鮮やかな色とりどりの野菜からエネルギーが湧き出ています。
眺めて触れてお世話して、収穫したらしっかり食べて。
気がついたら今年の夏はいつもより随分と元気なわたしです。

あ。
大事なことがもうひとつ。

この夏、畑にピザ窯を作りました。
ピザ窯のある畑って、ちょっと素敵だと思いませんか?
実際ホントに素敵なの。
何が素敵かって、ちょちょっと摘んできた野菜をザクザク刻んで、
窯に入れたらあっという間に野菜たっぷりのピザが完成。
これって夏野菜だからこそ味わえる美味しさだと思うのですが、
こんな贅沢って、わたしの人生でちょっと体験したことない。

初めて畑に行くならば、絶対に夏がおすすめです。
夏は誰もが畑を好きになる。
夏の畑に行ったなら、誰もが野菜を好きになる。

そんなことを確信した今年の夏。
まだ間に合いますよ。
夏の畑で会いましょう。

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