たべるの

畑の十戒。

2014年6月20日
高橋 忠和高橋 忠和

あなたが畑を持つときの10の心得

01.
まず、畑は道楽だと覚悟すること。
マーケットで買うより、安く野菜が手に入るなどと考えてはいけない。
マーケットで買うより、安全で、新鮮で、美味しい野菜を、手に入れることを目標とすべきだ。
種、苗、肥料、農薬、農機具、その他諸々、道楽は金と時間のかかるものだ。

02.
畑は学ぶべきことが多い。良い指導者につくことが最善。

03.
畑は家から近い方が良い。畑で1週間に1日だけ7時間働くより、毎日1時間の方が良い。

04.
畑に水は大事だ。農業用水を確保していないと畑は出来ない。

05.
自分の畑の特性を理解するべきだ。北の畑で南の作物を作ることは難しい。
粘土質なのか火山灰土なのか。酸性土壌なのか、保水力はどうか。

06.
いつも畑の土は良い土であるべきだ。良くない土なら、良くしなくてはいけない。
野菜を作りながら土を作る。2つのことを同時にやる。

07.
夏の容赦のない暑さや冬の厳しい寒さに耐えぬく肉体と精神が必要だ。
畑と野菜に対する強い愛情がないと1年を通しての畑の作業は続けられないだろう。

08.
深い愛情とともに、畑では冷静な判断力、理性的な思考が求められる。
畑で起こるさまざまな原因と結果を、いつも注意深く観察し、記録して、記憶する。
改善し、改良して次の計画を練る。

09.
熟考した計画を愛情をもって実行しても、報われるとは限らない。
天候は気まぐれだ。予定より暑すぎたり、寒すぎたり、乾きすぎたり、湿りすぎたり。
自然のもたらす結果を謙虚に受け止める心構えがないといけない。 

10.
運良く素晴らしい収穫に恵まれたら、それを分かち合う友人を持つべきだ。
自然の大きな循環の中で、自分が得たものを次へリレーする、そういう友人が必要だ。

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