お餅とともにかみしめた思い by 藤樹あおい
6月に人生初の田植えを体験してからはや半年。
お米の収穫もすっかり終わってしまいましたが
せっかく田植えをしたんだからせめて締めくくりの
餅つき大会には参加しなければ!という気持ちで
参加させていただきました。
山奥に広がる葉山の畑は進化しており、透き通った
空気と抜けるような青空が再び迎え入れてくれました。
いよいよお餅つきです!
お餅をつく人と合いの手の呼吸がかみ合わないと
なかなかリズムよく進んでいきません。
「餅って~のはこうやってつくんだよ」
と石井さんのお手本もご披露タイム。
さすが、見事なうちっぷり!
米粒の残っていないなめらかなお餅をつくためには
いろいろと気をつけなければならないのだということ
を実感いたしました。
そして私も合いの手にチャレンジ!
意外なことに大御所から褒められ、調子に乗りました。
バレーボールのレシーブのような姿勢がよかったのか?!
それもつかの間、ついているうちにだんだんお餅が臼の
底にくっついてきてしまい、それをはがすのが熱くて大変。
みんなでわいわいお餅をついて、でき立てのお餅を
丸めて食べる喜び。
田植えのことを思い出しながら、あの時の苗がこんな
ふうになるなんて・・・と感慨一入でした。
さらに、舞さん特製の鴨汁でお雑煮。
ロゼのシャンパンがこれまた合う〜♪
解放感あふれる至福のひとときでした。
こうしてみんなで協同作業を行い、その成果や喜びを
分かち合う楽しさは、ごく当たり前のことだと思うの
に、日常生活ではかみ合わないことばかり。
田植えやお餅つきなどの作業をとおして再び原点に
戻ったような気もちになりました。
さらに、昔から受け継がれてきた日本の伝統を改めて
素晴らしいと感じ、これをしっかり伝えていかなければ
いけないという思いも味わいました。
収穫されたお米やたくさんの野菜とともに、畑から
明日への活力と、またひとつ課題をもらったような
気がします。
貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。
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