たべるの

窓際で、干されています。

2011年12月22日
さいこさいこ

この冬の畑は、いちだんと大きい。白菜、大根、元々ずっしり大きな野菜が、初冬の暖かさも手伝い、ひとまわり大きく成長しているし。小松菜やプチベールはグングン育ち、背高のっぽだ。天にむかって両手をひろげるように育ったブロッコリーや、大胆なアフロヘアばりの主張をきかせるサンチュも、存在感高く幅をきかせている。いろいろあった今年も終盤、冬野菜の元気さ大きさが、気持ちをゆったり包んでくれるようだ。

すっかり気持ちも穏やかになったところで。さぁ、豊かな収穫物を持って帰りましょうかね、、、、ん、重っ! 10キロ近くの手土産とともに帰路につく。頭にうかぶのは、野菜の行方である。「どうしよう、新鮮なうちに食べ切れないぞ」「今週は忘年会もあるし外食おおいよなぁ、あ、出張もあった!」「おすそわけできる人は誰だ???」「菜っ葉は茹でて冷凍するか」「そうだ蕪は甘酢に漬けよう」

おすそわけ、冷凍、酢漬け、すべてやった。もちろん煮たり、炒めたり、いろいろ食べた。それでもなお…… そんなわけで、今年はいちだんと”干して”いる。以前から作っている、大根の半干し漬物はもちろんのこと、白菜も半干しにしてから、スープで煮込んでみた。甘味がまして滋養深い味わいがする。


干してます!

たっぷりあった大根は、細切りにしてカラカラに乾くまで、いわゆる切干大根にしてみた。お、見た目的には、お馴染みの切干じゃん。匂いも間違いなく、お日様を吸い込んだ独特の切干臭である。出来るもんだな、と食べる前からいい気になり、いままで干したことのない、蕪と小松菜も干してみた。なんだか、それっぽい、ドライフーズになったぞ。


干しました!

さて、あとは戻して食べて、いけるかどうかなのだが。いかんせん、また畑におもむき新鮮野菜を手に入れたものだから、食べる隙がないのである。いい仕事するだろうに、干されちゃってさ。その味、その真価は、いずれご報告・・・

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