たべるの

沢樹流トマトすき焼き

2012年10月12日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は新しい美味しさ発見!「沢樹流トマトすき焼き」。

先日、とある人気レストランで初体験した「トマトすき焼き」。
「すき焼きにトマト?!」と衝撃を覚えたのですが、
美食家の間では一昨年ぐらいから秘かなブームになっているのだとか。

しばらくの間、トマトすき焼きのことが頭から離れず、
例の如く「わたし流に作っちゃおう!」と閃いたのがこのレシピ。
誰でも簡単に絶対おいしい!
大胆沢樹流アレンジの真骨頂、是非ご紹介したいと思います!

「沢樹流 トマトすき焼き」

【材料】2人分

牛肉(すき焼き用) 4枚
トマト水煮缶(ホール) 1缶
ホワイトバルサミコ酢 大さじ2
白だし 大さじ1
ハチミツ 大さじ1
ネギ 1本
エリンギ 2本
ルッコラ 適宜
牛脂 1コ
タイム 2枝
塩、黒コショウ 少々

【作り方】

  1. 小鍋にトマトの水煮を汁ごと入れ、タイムを乗せ、火に掛ける。トマトは崩さずそのまま煮て、始めは強火、煮立ったら中火にして5分程度煮る。
  2. ホワイトバルサミコ酢と白だしとハチミツを加え、さらに5分程度弱火で煮詰めてスタート時点から半分ほどの量になったら、水50cc程度加えて一煮立ちさせ火を止める。
  3. フライパンに牛脂を入れて熱し、ネギとエリンギを色よく焼き付ける。
  4. 3を取り出し、牛脂を再度ひいて、牛肉を焼く。その際、軽く塩コショウする。
  5. 器に4の牛肉、ネギ、エリンギを盛りつけ、2のトマトとソースを掛け、ルッコラを添えたら出来上がり。

料理の完成形を見るとすき焼きとはイメージが違うのですが、
食べてみると、やっぱりすき焼きです。
でも、トマトの水煮とホワイトバルサミコ酢が生み出す甘酸っぱさが、
何とも新鮮な印象です。
ホワイトバルサミコ酢が入手できなければ普通のバルサミコ酢でOK。

合わせたワインは…

ボデガス・アバニコ
「マニウム・クリアンサ」
大好きなスペインの醸造家「ラウル・ペレス」氏が手がけるワイン。土着品種「メンシア」というブドウの魅力を教えてくれたのがラウル。キレイな酸と華やかで軽やかな果実味、複雑で妖艶なアロマ…。まるで上級のブルゴーニュ?と見まがうほどのエレガントなキャラクターにぞっこんです!

ラウルの手がけるメンシア種といえば「ウルトレイア」ですが、
このマニウムは、さらに複雑でセクシーな印象です。
この価格でどうしてこんなに美味しいワインができるの?と、
半ば呆れてしまうほど素晴らしい(笑)。
なので、合わせるお料理にも、思わず気合いが入ってしまいます。

メンシアには上等な牛肉を合わせるのが好きです。
そして、ワインの持つキレイな酸を意識して、料理にも酸味を加えます。
トマトの水煮をホワイトバルサミコ酢と共に煮詰めたソースが、
マニウムの持つエレガントな果実味と絶妙にマッチ!
是非お試しいただきたいマリアージュです。

わたしの料理番組「沢樹舞のおいしい時間」では、
こんなお料理と合わせたので、良かったら覗いてみてください。
http://www.ngas.co.jp/prego/cook/oisii/20120822.html

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