牛すね肉とプルーンのワイン煮
皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は煮込み時間が最高の調味料「牛すね肉とプルーンのワイン煮」。
11月も終わりに近づき、ようやく肌寒くなってきました。
気温が下がってくると、恋しくなるのが煮込み料理。
特に牛すじや牛すね肉はコトコト煮た分だけ美味しくなります。
その煮込んだ時間こそが最高の調味料なのですね。
久々の休日、特売で買った牛すね肉を残りワインで煮てみました。
飲みたいワインの味からイメージしたプルーンと一緒に。
「牛すね肉とプルーンのワイン煮」
【材料】
牛すね肉 | 400g |
タマネギ | 1コ |
ドライプルーン | 10粒 |
白ワイン | 150cc |
顆粒ブイヨン | 大さじ1 |
ハチミツ | 大さじ1 |
赤ワイン | 50cc |
だし醤油 | 大さじ1 |
バター | 大さじ1 |
ローリエ | 2枚 |
ブランデー | 適宜 |
オリーブオイル、塩、黒コショウ | 各適宜 |
【作り方】
- 肉は大きめの一口大にカットし、塩コショウする。
- フライパンにオリーブオイルをひき、肉を焼き付ける。全面に焼き色が付いたらブランデーを振りかけフランベした後、煮込み鍋に移す。
- 2のフライパンにみじん切りのタマネギとバターを入れじっくりと炒めた後、煮込み鍋に移す。
- 白ワインと同量の水、ドライプルーン、顆粒コンソメ、ハチミツ、ローリエを入れ一煮立ちさせた後、蓋をして1時間〜2時間弱火でコトコトと煮る。
- 肉が十分に柔らか無くなったら赤ワインを加え、だし醤油で味を調えさらに30分ほど煮る。火を止めてしばらく置いておき味を染みこませる。最後に必要ならば塩コショウで味を整えて出来上がり。
じっくりと煮込んだお鍋の中は、プルーンも溶けてお肉と一体化して、
トロトロほろほろの仕上がりです。
もし「こんな長時間は煮込めないわ!」という方は圧力鍋を使っても良いのでしょうが、
わたしはこのコトコト煮込んでいる時間が好きなんですよね。
さて、合わせたワインは…
ポルタル・デル・モンサン
「ブルベリー」
スペインでは超有名な建築家アルフレード・アリーバス氏が作るワイン。豊富な資金力とこだわりをもって作るワインは世界レベル。”ブル”はこの地区で初めてワイン造りを行ったスカラ・デイ修道院のブルーノ修道士のブル。新鮮な生き生きとした溢れ出す果実味からベリーをつけブルベリーと名付けたそうです。
ガルナッチャ60%、カリニェナ30%、シラー10%。
フレッシュで充実感がある果実味は、濃いのですが重すぎす大変に飲みやすい。
適度な酸味が、ベタッとさせない秘密なんでしょう。
当初、牛すね肉は赤ワイン煮にしようと思いましたが、
ブルベリーを一口飲んで、気が変わりました。
ドライプルーンと白ワインで濃い果実味と適度な酸味を表現し、
最後に赤ワインで香り付けするという手法です。
濃厚でありながら、どこか軽やかさも感じられる煮汁。
複雑で深みもある煮物は、まさに「時間」が作る味とも言えるでしょう。
お休みの日に、是非。
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