たべるの

牛すね肉とプルーンのワイン煮

2011年11月25日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は煮込み時間が最高の調味料「牛すね肉とプルーンのワイン煮」。

11月も終わりに近づき、ようやく肌寒くなってきました。
気温が下がってくると、恋しくなるのが煮込み料理。
特に牛すじや牛すね肉はコトコト煮た分だけ美味しくなります。
その煮込んだ時間こそが最高の調味料なのですね。
久々の休日、特売で買った牛すね肉を残りワインで煮てみました。
飲みたいワインの味からイメージしたプルーンと一緒に。

「牛すね肉とプルーンのワイン煮」

【材料】

牛すね肉 400g
タマネギ 1コ
ドライプルーン 10粒
白ワイン 150cc
顆粒ブイヨン 大さじ1
ハチミツ 大さじ1
赤ワイン 50cc
だし醤油 大さじ1
バター 大さじ1
ローリエ 2枚
ブランデー 適宜
オリーブオイル、塩、黒コショウ 各適宜

【作り方】

  1. 肉は大きめの一口大にカットし、塩コショウする。
  2. フライパンにオリーブオイルをひき、肉を焼き付ける。全面に焼き色が付いたらブランデーを振りかけフランベした後、煮込み鍋に移す。
  3. 2のフライパンにみじん切りのタマネギとバターを入れじっくりと炒めた後、煮込み鍋に移す。
  4. 白ワインと同量の水、ドライプルーン、顆粒コンソメ、ハチミツ、ローリエを入れ一煮立ちさせた後、蓋をして1時間〜2時間弱火でコトコトと煮る。
  5. 肉が十分に柔らか無くなったら赤ワインを加え、だし醤油で味を調えさらに30分ほど煮る。火を止めてしばらく置いておき味を染みこませる。最後に必要ならば塩コショウで味を整えて出来上がり。

じっくりと煮込んだお鍋の中は、プルーンも溶けてお肉と一体化して、
トロトロほろほろの仕上がりです。
もし「こんな長時間は煮込めないわ!」という方は圧力鍋を使っても良いのでしょうが、
わたしはこのコトコト煮込んでいる時間が好きなんですよね。

さて、合わせたワインは…

ポルタル・デル・モンサン
「ブルベリー」
スペインでは超有名な建築家アルフレード・アリーバス氏が作るワイン。豊富な資金力とこだわりをもって作るワインは世界レベル。”ブル”はこの地区で初めてワイン造りを行ったスカラ・デイ修道院のブルーノ修道士のブル。新鮮な生き生きとした溢れ出す果実味からベリーをつけブルベリーと名付けたそうです。

ガルナッチャ60%、カリニェナ30%、シラー10%。
フレッシュで充実感がある果実味は、濃いのですが重すぎす大変に飲みやすい。
適度な酸味が、ベタッとさせない秘密なんでしょう。

当初、牛すね肉は赤ワイン煮にしようと思いましたが、
ブルベリーを一口飲んで、気が変わりました。
ドライプルーンと白ワインで濃い果実味と適度な酸味を表現し、
最後に赤ワインで香り付けするという手法です。
濃厚でありながら、どこか軽やかさも感じられる煮汁。
複雑で深みもある煮物は、まさに「時間」が作る味とも言えるでしょう。
お休みの日に、是非。

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