桃の節句にいかが?「ハマグリと菜の花のパスタ」
いよいよ3月、本格的な春の到来ですね。
この時期になると楽しみなのが、さまざまな貝類。
中でも、桃の節句に欠かせないハマグリは、
たっぷりと旨みが詰まって、まさに春の味覚の一つです。
そして春を告げるもうひとつの食材が菜の花。
ほのかな苦さが、冬ごもりしていた体を目覚めさせてくれます。
ハマグリと菜の花…いかにも「春!」という組み合わせですが、
これを愛でるのは、日本人ばかりではありません!
南イタリアのプーリア州にも春のパスタがあります。
菜の花に似た「チーマ・ディ・ラーパ」という野菜とアサリ、
そして耳たぶみたいな形の「オリキエッテ」で作るパスタ。
ということで、今日はひな祭りも近いことですし、
我が家でも春のパスタを作ってみました。
「ハマグリと菜の花のパスタ」
パスタはオリキエッテではなく「コンキリエ」という、
貝殻型のショートパスタを使いました。
テッテー的に「貝づくし」ですっ!!!
【材料】(2人前)
ハマグリ | 8コ |
菜の花 | 1輪 |
プチトマト | 2〜3コ |
パスタ | 150g |
ニンニク、鷹の爪、オリーブオイル、塩、胡椒、白だし、日本酒 | 各適宜 |
【作り方】
- パスタを茹で始める。
- ハマグリは良く洗った後、しばらく塩水につけておく。
- 菜の花を湯がいておく。先に根本を10秒、葉の部分は5秒、計15秒程度で引き揚げて冷水に取り、水気を切ってざく切りにする。
- フライパンにオリーブオイルとニンニク、鷹の爪を入れ、香りが立ったらハマグリとみじん切りにしたトマト(大さじ1程度)を入れ、日本酒を振りかけ弱火にして蓋をする。
- ハマグリの口が開いたら再び強火にして、菜の花、ゆで上がったパスタを加え、ゆで汁と白だし各少々、最後に胡椒を振って出来上がり。
さて、春のパスタにぴったりなワインも一緒に。
日本固有のブドウ品種「甲州種」。
その甲州種を、今、世界が注目し始めています。
洋食はもちろんのこと、和食との相性も抜群なので、
もっともっと皆さんにその魅力を知って欲しいと思っています。
数ある甲州ワインの中でも特にお気に入りなのが…
「千野甲州2006」
旭洋酒(ソレイユ・ワイン)の、
極上甲州ワインです。
甲州市塩山千野ヤマヂ産甲州種100%、
旨みが凝縮した素晴らしいブドウをフレンチ・オークの小樽で発酵。
香ばしい樽の香りと熟した果実のアロマが、
絶妙なハーモニーを奏でています。
このワインを口に含むと、真っ先に広がる果実の旨み、
そして豊かな酸と、後を追いかけてくるビターなミネラル感。
ハマグリの旨みや磯っぽさ、菜の花のほろ苦さと相まって、
まさに至福のマリアージュ、でございました!
この千野甲州を作っているソレイユ・ワインの鈴木夫妻は、
わたしの古くからの知人です。
ソレイユのワインは、お二人の人柄がそのままに、
優しくて芯があって伸びやかな魅力を持っています。
陽気も良くなったことですし、今度、遊びに行こうかな。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~soleilwn/
コメント