たべるの

桃の節句にいかが?「ハマグリと菜の花のパスタ」

2008年2月29日
沢樹舞沢樹舞

いよいよ3月、本格的な春の到来ですね。
この時期になると楽しみなのが、さまざまな貝類。
中でも、桃の節句に欠かせないハマグリは、
たっぷりと旨みが詰まって、まさに春の味覚の一つです。

そして春を告げるもうひとつの食材が菜の花。
ほのかな苦さが、冬ごもりしていた体を目覚めさせてくれます。

ハマグリと菜の花…いかにも「春!」という組み合わせですが、
これを愛でるのは、日本人ばかりではありません!
南イタリアのプーリア州にも春のパスタがあります。
菜の花に似た「チーマ・ディ・ラーパ」という野菜とアサリ、
そして耳たぶみたいな形の「オリキエッテ」で作るパスタ。

ということで、今日はひな祭りも近いことですし、
我が家でも春のパスタを作ってみました。

「ハマグリと菜の花のパスタ」

パスタはオリキエッテではなく「コンキリエ」という、
貝殻型のショートパスタを使いました。
テッテー的に「貝づくし」ですっ!!!

【材料】(2人前)

ハマグリ 8コ
菜の花 1輪
プチトマト 2〜3コ
パスタ 150g
ニンニク、鷹の爪、オリーブオイル、塩、胡椒、白だし、日本酒 各適宜

【作り方】

  1. パスタを茹で始める。
  2. ハマグリは良く洗った後、しばらく塩水につけておく。
  3. 菜の花を湯がいておく。先に根本を10秒、葉の部分は5秒、計15秒程度で引き揚げて冷水に取り、水気を切ってざく切りにする。
  4. フライパンにオリーブオイルとニンニク、鷹の爪を入れ、香りが立ったらハマグリとみじん切りにしたトマト(大さじ1程度)を入れ、日本酒を振りかけ弱火にして蓋をする。
  5. ハマグリの口が開いたら再び強火にして、菜の花、ゆで上がったパスタを加え、ゆで汁と白だし各少々、最後に胡椒を振って出来上がり。

さて、春のパスタにぴったりなワインも一緒に。

日本固有のブドウ品種「甲州種」。
その甲州種を、今、世界が注目し始めています。
洋食はもちろんのこと、和食との相性も抜群なので、
もっともっと皆さんにその魅力を知って欲しいと思っています。

数ある甲州ワインの中でも特にお気に入りなのが…

「千野甲州2006」
旭洋酒(ソレイユ・ワイン)の、
極上甲州ワインです。

甲州市塩山千野ヤマヂ産甲州種100%、
旨みが凝縮した素晴らしいブドウをフレンチ・オークの小樽で発酵。
香ばしい樽の香りと熟した果実のアロマが、
絶妙なハーモニーを奏でています。

このワインを口に含むと、真っ先に広がる果実の旨み、
そして豊かな酸と、後を追いかけてくるビターなミネラル感。
ハマグリの旨みや磯っぽさ、菜の花のほろ苦さと相まって、
まさに至福のマリアージュ、でございました!

この千野甲州を作っているソレイユ・ワインの鈴木夫妻は、
わたしの古くからの知人です。
ソレイユのワインは、お二人の人柄がそのままに、
優しくて芯があって伸びやかな魅力を持っています。

陽気も良くなったことですし、今度、遊びに行こうかな。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~soleilwn/

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