トリッパと野菜の煮込み
皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日はトリッパで作るご馳走メニュー「トリッパと冬野菜の煮込み」。
トリッパ=ハチの巣。牛の2番目の胃袋です。
表面が網の目になっていてハチの巣みたいだから、なんですね。
イタリアでは「トリッパ」というと内臓の煮込み料理を指します。
日本で言うモツ煮込みのような、カジュアルで親しみのある料理です。
先日、雑誌をパラパラ眺めていたら、
あるイタリアンレストランのお薦めとしてトリッパの煮込みが載っていました。
定番の豆のトマト煮ではなく、冬野菜と一緒にスープ仕立てにしたもの。
まぁ、美味しそう!そしてキレイ。
じゃあ、さっそく作ってみますか!もちろんレシピはオリジナルで!
「トリッパと野菜の煮込み」
【材料】
トリッパ | 500g |
ジャガイモ(中) | 4コ |
タマネギ | 1コ |
ニンジン | 2本 |
インゲン | 1パック |
白まいたけ | 1パック |
ニンニク | 1カケ |
ローリエ | 2枚 |
タイム、セージ | 各2枝 |
トマトピューレ | 大さじ1 |
白ワイン | カップ1 |
顆粒ブイヨン | 10g |
バター | 10g |
白だし | 少々 |
塩、コショウ、ハチミツ | 各適宜 |
【作り方】
- トリッパは良く水洗いして、下茹でする。下処理の仕方はこちら。下茹でしたトリッパは1cm幅に切る。
- 煮込み鍋にオリーブオイルをひき、潰したニンニクを熱し、せん切りのタマネギと一緒にトリッパを炒める。
- 白ワインと水を注ぎひたひたの量にしたら、顆粒ブイヨンとハチミツとハーブ(タイムやセージ)を入れて蓋をして煮込む。始めは強火、沸いたら弱火にして最低でも1時間半。
- ジャガイモとニンジンを別に煮る。フライパンにオリーブオイルをひき、ジャガイモを軽く炒めたら、ニンジンも加え、カップ1程度の水を注いでバターを乗せ、蓋をして中火で煮る。串がすっと通るまで煮にする。
- トリッパにトマトピューレを足し溶かした後、ジャガイモとニンジンを鍋に入れ、インゲンや白マイタケを乗せて、蓋をしてさらに5分程度煮る。
- 味見をして、必要ならば白だしか塩で味を調えて、できあがり。
トリッパのクセは、丁寧な下処理で消すことができます。
お店によってはすでにキレイな状態になっている物もあるので、
下処理についてはお店の方にアドバイスして貰うのが確実!
煮込み料理全般に言えることですが、煮上がった後、そのまま放置する時間が美味しさを決めますね。
なので、お休みの日にでも、午後からのんびり作ってみてください。
今回、ジャガイモやニンジンを別鍋で煮たのは、
ジャガイモが煮くずれでドロドロになるのがイヤだったから。
特に新じゃがを使う場合は、炒め煮にしてフレッシュな風味を残すのが、
この「野菜の煮込み」のキモ、なんですね。
火が通りやすいインゲンやマイタケは最後に上に乗せて蒸す感覚で。
クタクタになるまで煮ず、食感が残る程度。
インゲンは5分、マイタケは余熱で十分です。
ということで、これからの時期は温かい煮込み料理が何よりのご馳走。
のんびり、ゆっくり、コトコトと。
このゆったりと流れる時間もおいしい調味料ですね!
コメント