たべるの

秋の味覚を楽しむ
「豚肉ときのこのゴルゴンゾーラ煮」

2009年9月25日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は秋の味覚を楽しむ「豚肉ときのこのゴルゴンゾーラ煮」です。

年中スーパーに並んでいるキノコですが、やはり旬は秋です。
食卓に並ぶお料理の色合いも落ち着いたベージュトーンが多くなると、
ああ、秋が来たんだなと、なんだか嬉しくなって来ます。

今日はそんなキノコをどっさり使って、こっくりとした煮物を作ります。
味付けの主役は青カビチーズの代表格、ゴルゴンゾーラです。

「豚肉ときのこのゴルゴンゾーラ煮」

【材料】2人分

豚ロース肉(トンカツ用) 2枚
エリンギ 1パック
マイタケ 1パック
シメジ 1パック
ニンニク 1〜2カケ
ゴルゴンゾーラ・チーズ 30g
白ワイン 100g
生クリーム 100g
ハチミツ 小さじ1
オリーブオイル、塩、コショウ、砂糖 各適宜

【作り方】

  1. キノコは石づきを切り落とし、後は手で食べよい大きさに裂く。
  2. トンカツ用のロース肉は1cm幅の棒状に切り、強めに塩コショウして軽く揉み込む。フライパンにオリーブオイルを熱し、焼き色が付くまでしっかりと炒める。
  3. 豚肉にほぼ火が通ったら、一旦バットなどに取り出す。ペーパーでフライパンに残った余分な脂を拭き取って、改めてオリーブオイルと潰したニンニクを加えて弱火で熱する。
  4. ニンニクの香りが立ったら、キノコを加え強火で炒める。途中で砂糖ひとつまみ入れ(水分が抜ける)、しんなりとなったら2の豚肉を戻す。
  5. 豚肉とキノコをざっと炒め合わせたら白ワインを加えひと煮立ちさせ、粗く切り分けたゴルゴンゾーラを入れ、かき混ぜながら煮汁に溶かす。
  6. 生クリームとハチミツを加えて、2〜3分、中火で軽く煮詰める。味見をして、塩気が足りなければ塩か白だしで味を調えて出来上がり。

このお料理には、青カビが多く塩気が強い「ピカンテ」がオススメです。
ゴルゴンゾーラがお好きな方は、もっとたくさん入れても構いませんし、
少なめにして風味だけを利用して、白だしで塩分を補っても美味しいです。
いずれにしても、チーズの状態によって塩気が違うので、味見をしながら量を調節してくださいね!

合わせたワインは…

「グラン・リバリス ブランコ」
スペインの作り手
「カスティーリョ・デ・マエティエラ」が作るスペシャルな白ワイン!
銘醸地リオハの高級品種
「モステカル・グラーノ・ネヌード」という白ブドウを使っています。

アカシアの花やドライ・アプリコットの甘い豊かな香りにうっとり。
味わいは一瞬「甘口?」と感じるほど凝縮した果実の旨味が詰まっています。
キリリと冷やすと香ばしくほろ苦く、温度が上がるにつれ甘くゴージャスな味わいに変化します。

今日のお料理を思いついたとき、合わせるのはこのワインしかない!
…そう思っていたのですが、実際に合わせてみるとこれが最高!
濃厚なゴルゴンゾーラ・ソースとグラン・リバリスが、
「これでもか!」という位に呼応して、まるで輪唱するようでした(笑)。

秋の始まりに相応しい、大ヒットなマリアージュ、でした!

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