たべるの

春野菜のオイル和えトロトロ卵添え

2009年3月9日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」は、
トロトロのスクランブルエッグを添えた春野菜のオイル和えです。

スナップえんどうや菜の花など、春野菜の甘さはほろ苦さを、
最もシンプルに堪能できるのが「オイル和え」だと思います。
昨年の今ごろもレシピをご紹介しましたが、
https://taberuno.com/sawaki-ouchi/76
さっと湯がいた野菜に天然塩を振って上質のオイルで和えただけで、
とっても美味しい野菜料理が完成します。

今日はそのオイル和えにスクランブルエッグを添えていただきます。
卵と春野菜は互いを引き立て合う最高のパートナー。
スクランブルエッグをトロットロに仕上げる裏技もご紹介しますね!

「春野菜のオイル和えトロトロ卵添え」

【材料】2人分

3コ
菜の花 1/2わ
スナップえんどう 6コ
いんげん 8本
 (野菜の量はお好みで!)
マヨネーズ 大さじ1
バター 大さじ1
オリーブオイル、塩、コショウ 各適宜

【作り方】

  1. 野菜はさっと湯がいてザルに上げ、粗熱を取っておく。
  2. 1を食べよい大きさに切り、ボウルに入れ、塩をコショウをざっと振りかけ、オリーブオイルで和える。
  3. 卵を割ってほぐし軽く塩コショウした後、マヨネーズを加えて、溶かすように良く混ぜ合わせる。
  4. フライパンにバターを入れ火に掛ける。余り熱くならないうちに卵液を流し入れ、火加減を弱火にして、菜箸でかき混ぜながら火を通していく。途中でフライパンが高温になったら火から離し温度を下げ、トロトロの状態をキープするようにかき混ぜ続ける。
  5. 卵がお好みの状態になったら火を止め、野菜と供に器に盛りつける。

卵料理を上手に仕上げる裏技、それは「マヨネーズ」を加えること!
マヨネーズに含まれる「乳化された植物油と酢」が、
加熱時の卵のタンパク質の結合をゆるめる働きがあるのだそうで、
要は「やわらかくふわふわ」「冷めてもやわらかいまま」に。
しかも時間と供に黒ずんでしまう卵料理の色を、鮮やかなまま保つ効果も!
だからスクランブルエッグだけじゃなく卵焼きでもオムレツでも、
プロっぽい仕上がりになると言うわけ。
へぇ〜、マヨネーズって、凄いんだぁ〜。

ちなみに、卵1コに対してマヨネーズの量の目安は5g。
この量なら卵料理がマヨネーズ味にならずに、ふわりと仕上げられる。
是非、実践してみてくださいね!!!

さて、この料理に合わせるワインは…

「コノスル ヴィオニエ・リゼルヴァ」
すっかりお馴染みになった、チリのワイナリー「コノスル」。
このワインの品種は「ヴィオニエ」。
アプリコットやトロピカルフルーツの甘く豊かな香り。
でも、その甘さとは対照的に、キレのある酸味とドライな後味。
個性的だけど誰もが認める美人…。
まさにそんな印象を持つ素敵な白ワインです。

ヴィオニエという品種は、元々は南仏「ローヌ地方」原産で、
「コンドリュー」というエキゾチックでゴージャスな白ワインの原料です。
なかなか気位が高い品種らしく、長きに渡って、ローヌ以外での栽培が難しいとされてきました。
その意味では、チリでこのレベルのヴィオニエは凄い!
御本家の「ねっとりする」オイリーな口当たりには及びませんが、
その分、誰にでも好まれ料理合わせがしやすく仕上がっています。
1.000円前後でこのクオリティを達成するコノスルは流石です!

ちなみに、シンプルな卵料理は、意外とワイン合わせが難しいの。
実は「卵とヴィオニエ」って黄金のマリアージュなんですよ。
是非覚えていてくださいね!!!

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