たべるの

「薬味セット」の季節がやって来ました!

2008年5月13日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は夏の食卓に欠かせない「薬味セット」をご紹介します。

わたしがこれまでにHPやブログで紹介したレシピの中で、
最も反響が高かったのは、この「薬味セット」でしょうねぇ。
「わたしも作りましたよ」「もう欠かせないわ〜」
そう声を掛けていただいたことも1度や2度じゃない。

実はこの薬味セットを考案したのは、
日本料理の名店「分とく山」の野崎洋光さん。
3年前にこのレシピを教わって以来、
5月の声を聴くと「そろそろ薬味セットだぁ〜」とうずうず。
そして夏が終わるまで、我が家の冷蔵庫に欠かすことはありません。

さて、何はともあれ、作り方をご紹介しましょう!

5つの香味野菜
〜青じそ、生姜、貝割れ、茗荷、ねぎの青いところ〜

画像が実際に1度に作る分量です。
何しろこの5種類の組み合わせと分量のバランスが肝!なので、
まずはレシピ通りに作ってみてください。

【作り方】

  1. 5種類の香味野菜を下記のように切ります。
    青じそ〜1束(約10枚)を横にしてせん切り
    生姜〜1かけを皮をむいてみじん切り
    貝割れ〜1パックをざく切り
    茗荷〜3コを小口切り
    ねぎ〜青い部分1わ分(万能ネギや葉ネギでも可)
  2. ボウルなどに入れて冷水(夏期は氷水)に10分晒してアクを抜く。
  3. 水切りします。サラダピスナー(回転式野菜水切り器)でしっかりと水を切るのが理想なのですが、そのまま回転させると、カゴからみじん切りの野菜がこぼれてしまうので、カゴを三角コーナー用の水切りシートで覆っておきます。ガーッと回転させて、完璧に水分を切りましょう!
  4. ジップロックなどの蓋付きの容器の底にペーパータオルを敷いて保存。

冷水に晒すこと、水切りをきっちりすること、ペーパーを敷くこと。
この3つのお約束を守れば、驚くほどに日持ちします。
約1週間は保存可能なのです!
だから、毎日、手を変え品を変え、いろんな料理に大活躍。

例えば…

お豆腐との組み合わせ。もう、これだけでご馳走です。

この他にも…

そうめんやざるうどんなどの薬味にも最高!

太刀魚のムニエルに添えてみました。
バターとの相性も◎

金目鯛の蒸し物。
器に昆布を敷いて金目鯛を乗せ日本酒を振り掛ける。蒸し器で15分ほど蒸す。

お豆腐のすまし汁に浮かべて。
ちなみにこの日の献立は、ひつまぶし、肉じゃが、モロッコいんげんのゴマ和え

5つの薬味をミックスさせることで生まれる苦みと辛みの複雑かつ絶妙なハーモニー。
うだるような夏の日にも、食欲をかき立ててくれ、
ひとつまみ足しだけで、豆腐一つが高級割烹の味になる。

皆さまも是非、お試しになって下さい!
あなたの夏の食卓が変わること必至、ですよ。

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