たべるの

ぬかるみがだんだん心地よく by 開田りあさ

2010年7月30日
たべるの畑くらぶたべるの畑くらぶ

毎回、takahashさんのメールの出だしには、いろんな期待や不安が頭をよぎる。
今回は ”実は私たちの田んぼ ”臭いんです””
どれくらい、どんなに ”臭い” のだろう????

まずは、形から入る私は、田植え用の長靴にヒントをうけた水が中にまで侵入しないものをゲットし、着替えを準備し、畑へと向かう。

小さくとも、畑の仲間の皆さんが丹誠込めて作ってくださった、田んぼをみて、感動。
はたして気になるにおいは‥…消え去っていた。
ほっと一安心。
そして、待ちに待った、初田植え。

ずぶずぶと奥深くまで、そして微動だにできなく、低い体制で植えてゆく。
その、いようなぬかるみがだんだん心地よくなってもきた。
顔に泥がついてるかもしれないが、それもまた愛嬌。

私たちはほんの数列植えただけ、ふと腰をあげるとふぅーとかなりの重労働。
そんな、大変な作業をお米作りの方々は毎年なさっているかと思うと、また、更におこめつぶは残せない。
秋の収穫がかなり待ち遠しい。すくすく育って欲しいものです。

私事ではあるが、週末はほぼ仕事なので、なかなか畑の参加が難しいながら、
なんとか、皆勤賞を目指していたが、それは果たせず。
しかし、いろんなストレスがあった後だっただけに、今回の畑は、気持ちをすーっと軽くしてくれ、緑の青さ、時折吹き抜ける風の心地よさ、大地を踏みしめ、土に振れ、思う存分自然の力に癒された。

又、明日から頑張ろう!!!
編集部takahash注: ”実は私たちの田んぼ ”臭いんです”” 30年放置されて葦とススキの原になっていた土地は、春先から夏まで、毎年山からの水がしみ出してジュクジュクになります。地中の古い根っこがこのジュクジュクで腐敗してガスを出し、土を掘り返すと、どぶ川みたいな匂いがしたのです。荒起こしから田植えまで約一ヶ月ちょっと。その間田んぼには清浄な水を流しつづけました。田植えのときには匂いはなくなっていました。

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