夏の畑を味わう。その１
さいこ
できるだけ新鮮なうちに食べたほうが美味いよぉ～（わかってます）。早く食べた方がいいのは、枝豆でしょ、キュウリ、みょうが、あ、茄子もだな…（えっ、わかりますけど、一度には無理ですよぉ～）。石井さんの言葉に、心の中で突っ込みをいれながら、種々さまざまな夏野菜たちを袋につめこむ。さぁ、帰ったら何から食べよう。
7月25日。夏の畑へ。帰りぎわの意気込みとはうらはら、夏の日差しを浴びた体はぐったり、思考もはたらかない。とにかく簡単さっぱりなものがいい。枝豆をゆで、キュウリ・みょうが・茄子をただ刻み塩もみにした。そんな時、舞さんから「今日はもぎたてのキュウリに特製ミソをつけて」と丸ごとキュウリがお皿にのった写真付きの知らせ。ああ、そちらも簡単さっぱりコースですね、と妙に納得しつつ枝豆を口に投げ込み、プシュッとビールをあける。
ああ、なんて美味いんだぁ～。
たっぷり汗をかき、しっかり使った体に、塩気のきいた野菜の青さがひろがる。夏をしっかり味わった。気持ちのいい1日だった。
高橋 忠和
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