たべるの

運ぶ、割る、干す、食べる。白菜百彩。

2014年1月10日
さいこさいこ

ずっしり。重くみずみずしい素晴らしい出来ばえの白菜を、畑から持ち帰った。6㎏超えの代物。ふぅ〜と息をついて台所においた時点で仕事をおえた気になってしまうが、いかんいかん、ちゃんと食べつくすためには新鮮なうちに対処しないと・・・

まずは包丁を研ぐ。切れ味すぱっといきたいもんねー。どんと目の前におき、いざ入刃、ざっざっと音と手ごたえを感じながら切り込んでゆき、縦割に半分。うわぁ〜、なんて美しいのだろう。竹を割ったような性格があるのなら、白菜を割ったような美しさの喩えがあってもよさそうだ。いつまでも眺めていたいが、そんなわけにもいかないので、4分の1、8分の1株サイズへと切り分ける。

干し網にいれ、さっそくベランダに出す。翌一日、冬の太陽と風にあて「半干し」の状態にしてから冷蔵庫へ。水分が少しぬけ、旨味が凝縮、長保ちもする。煮込めばスープや出汁をよく吸って、白菜ならではの”しみしみ”な美味しさが楽しめる。

<白菜ステーキ>

<白菜たっぷり中華丼>

保ちが長くなるからといっても、大きな白菜一株を食べ尽くすのは、やっぱり大変だ。いいタイミングで会えた方には、おすそわけ。そして保存の定番、漬物にも。密閉袋で手軽に漬けられる方法でやってみた。畑からいっしょに持ちかえった夏みかんの皮を風味付けに。なかなか爽やかな副菜となった。

<白菜の簡単漬けもの>

ちなみに持ち帰った当日のメニューは、白菜サラダ。切り分けるたび、こぼれおちる白菜の欠片を集めただけで、もう充分な量。思い切りほおばり、収穫のよろこびを味わった。うま〜い。この冬も、畑にごちそうさま。

<白菜サラダ>

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