たべるの

明日世界が滅びるとも、今日私はタマネギの苗を植えました。

2012年12月29日
高橋 忠和高橋 忠和

「マヤ暦によると2012年12月21日に地球は滅亡する」というウワサは、しばらく前からメディアにとりあげられ、さんざんいじくりまわされたあげく、「どうも滅亡しないらしいよ」という答えも定着していて、この国では誰も興味を示さなくなって久しいのですが、先日その2012年12月21日がやって来まして、当然何事もなく過ぎて行きましたね。

明日世界が滅びるとも、今日私はタマネギの苗を植えました。

どこかの国では、現代版ノアの箱船を作る人が現れたり、そこだけは生き残ると予言された山の上の村の宿屋に大勢の人が押し掛けたり、はたまた宗教団体を名乗る怪しい輩が善良で無知な人々を誑かしたりと、悪のり悪ふざけが高じて終末騒ぎに盛り上がったところもあったようです。

明日世界が滅びても滅びなくても、年を越したら私はまた新しく畑を耕すでしょう。2月になったらそこにジャガイモの種イモを植えるでしょう。

欲望の収穫するよりも、むしろ希望の種を蒔く2013年になると良いな。
畑から、みなさまへ。良いお年を!

コメント