たべるの

新緑を食らう。

2012年5月22日
さいこさいこ

カラッとはれ上がった5月半ばの畑。新緑がひときわ綺麗だったその日は、収穫物も初々しい緑たっぷり、清々しかった。

その日の夜は、収穫野菜だけで作った新鮮サラダに。サンチュ、クレソン、サッと茹でたスナップえんどう、そして蕪。素材の味を存分に味わうため、シンプルなドレッシングでいただく。甘味と苦み、柔らかさと歯ごたえ、たっぷり緑と少しの白。初夏のコントラストが一皿にひそんでいた。

贅沢にも、わさわさと採ってきたクレソンは、大胆にいただく。いつか作ってみたかったクレソンのポタージュ。豆乳でのばしてみたが、緑の濃さに写真を撮ってあらためて驚く。ひとくち、ふたくち…想像よりはるかにマイルドだ。元気の出る朝食に。

クレソンは、まだまだたっぷり。それならば、やっぱり相性のいいお肉と合わせよう。牛肉と厚揚げを中華風に炒めたところへドーンと加え、うん、こちらは想像どおりの美味しさ。立派なメインディッシュ!


ふと我がベランダをみると、小さな鉢からあふれるパセリ。畑の緑に負けない勢いに、そうかココにも新緑かぁと思いたち、豚ソテーのソースにしてみる。オリーブオイル・にんにく・醤油と合わせれば、間違いないぜ。副菜は、畑の蕪で白いポタージュ。ずっと緑の料理のことを書いてきたけれど、実はこの蕪のポタージュが一番の出来だったかも。あわてて、葉っぱの緑を散らして、新緑メニューといいはろう。新緑の畑に、ごちそうさま。

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