hop!春へ。
高橋 忠和
葉山の畑に今日、一年ぶりのにぎやかな小鳥が飛んできました。
その小鳥の名前はのぞ実さん。
小学1年生の女の子。この春2年生になるのだね。
最初こそ畑の大人達について廻っていたけれど、
すぐに飽きてどこかへ飛んでいき、
踊り出す。歌い出す。
さいこさんのことを「金髪のおねえちゃん！」と呼びます。
「金髪のおねえちゃんジャンプしてよ」
デコボコの土に堅い板を置いて、その片側に自分が乗って、
浮き上がった反対側にさいこさんがジャンプして乗れば、自分がポン！
ケラケラケラ。
のぞ実小鳥の笑い声が畑に広がります。
「おねえちゃんもう一回！」
寒い日が続いて、畑に出ても心が縮んでいたようでしたが
にぎやかな小鳥のおかげで気分が変わりました。
よし、我々も、hop!春へ。
さいこ
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