里芋ワールドは、広かった。
私って、こんなに里芋、好きだったっけ?首をかしげてしまうが、間違いなく、この数年で「好き」が増した。理由は簡単だ。畑で育て、収穫しているから。たっぷり収穫のおかげで、かつてないレシピにも挑戦して、味わい方が広がったから。沢樹さん開発のワインマリアージュなレシピにも触発された。
<里芋の炭火焼き>
煮もの、汁もの、せいぜいコロッケぐらいしか作らなかったけれど、「なんでもいける」という感覚がストンとお腹におさまってからは、ご飯に炊き込む、洋風にグリルする、スープにする、中華風に炒める、マッシュして惣菜に仕立てる等々、「こんどは何にしよう」と悩むくらいの食材となった。
<里芋オードブル>
<里芋と畑の野菜グラタン>
要は、じゃが芋や南瓜と同じように扱っただけなのだけれど…あの原始的なねっとり感が、なじみやすくも新鮮な美味しさとして、この季節の楽しみとなったのだ。
<里芋のコチジャン煮>
<里芋のネギ塩いため>
それでも、いちばん好きな食べ方を問われたら、煮っころがしを、ちょっとトロトロした煮汁といっしょにご飯にのせて、と答えちゃうかも。そんなことに改めて気づくのも、畑で美味しい里芋に出会えたおかげかもしれない。
いくつになっても世界って拡がるね。畑は発見の宝庫である。
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