ブリのグリル ブルーベリーと赤ワインのソース
皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日はいよいよ旬のブリで赤ワインにぴったりな一品を作ります。
師走に入り、海が荒れ、激しい風雨と共に雷が鳴ると、
故郷富山では「いよいよ寒ブリの季節がやって来たぞ」を沸き立ちます。
初冬の雷を「鰤おこし」と呼んで歓迎するのも富山の冬の風物詩。
どうやら今年は豊漁になりそうだと期待が高まっているようです。
ということで、今日はそんなブリを使った一品。
なんとブルーベリージャムと赤ワインのソースでいただきます!
「ブリのグリル ブルーベリーと赤ワインのソース」
【材料】
ブリ | 2切れ |
白ワイン | 少々 |
塩、コショウ、オリーブオイル | 各適宜 |
[ソース] | |
赤ワイン | 大さじ3 |
ブルーベリーソース | 大さじ2 |
バルサミコ酢 | 大さじ1 |
だし醤油 | 大さじ1 |
ハチミツ | 少々 |
ルッコラ | 適宜 |
【作り方】
- ブリの臭味を取る。全体に塩を振ってしばらく置き、表面に水分が浮いてきたら白ワインを振りかける。ペーパーで血合いなど一緒に丁寧に拭き取る。
- フライパンに薄くオリーブオイルをひき、塩コショウをしたブリを色よくグリルする。
- ソースを作る。小鍋に材料の素材を全て入れ、半量以下、粘度が出るまで煮詰める
- 焼き上がったブリを器に盛りつけ、ルッコラを添え、ソースを掛けたら出来上がり。
ブリにブルーベリーソース、って驚きましたか?
要は「照り焼き」のタレにほんの少し果実の酸味を加えるイメージ。
なのでソースは「甘酸っぱさ」と「塩分」のバランスが決め手。
最近のジャムは低糖のものが多いので、ハチミツで甘さを加えてください。
ちなみにわたしが使ったジャムは糖度45度で、ハチミツを小さじ1程度加えました。
下処理は必ずしてくださいね!仕上がりがまるで違います。
白ワインが無い場合は酒でもOK。この一手間で臭味やクセが消えます。
合わせたワインは…
セラー・エスペルト
テレス・ネグロ
お馴染み「エスペルト」を代表するアイテム。
カリニーニャ(カリニャン)とカベルネ・ソーヴィニヨンというブレンドです。
完熟したブドウの凝縮感。甘く複雑でスパイシーな香り。滑らかな口当たりと長い余韻。どれを取っても素晴らしく贅沢な1本です。
テレス・ネグロとはエスペルトの畑で見られる「黒い土」という意味。
非常に豊かなボディとパンチを持っているのですが、とてもスムースな味わいで、
あれこれと料理に対するイマジネーションが湧いてくるようなワインです。
わたしはこのワインの凝縮感から、パッとブルーベリーのジャムを連想しました。
そして微かに感じる鉄分は、肉よりもむしろブリだなぁ、と。
こういうのは、ワインから発想するレシピの代表例ですが、
ブルーベリーソースとブリ?と引いちゃわないで(笑)、
照り焼きのタレの進化系と考えて、是非お試しになってください。
赤ワインと一緒なら、照り焼きより、わたしこちらが好きです(キッパリ!)
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