たべるの

「Ca va ?」な鯖カレー

2008年5月23日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は白ワインをたっぷり使った「鯖カレー」をご紹介します。

「サバカレー」と聞いて想い出すのは、
1996年、浅野温子さんと玉置浩二さんが出演した
「コーチ」というドラマ。
倒産寸前だった銚子の缶詰メーカーがサバカレーで再生する…
実際に地元の食品会社がサバカレー缶を発売し、
当時はちょっとした話題になったのを記憶しています。
(ドラマの主題歌『田園』も大ヒットしましたよね)

あれから12年。
わたしもサバカレーを作ってみようっ!!!
突如湧き起こった情熱が、わたしをキッチンへと向かわせました。

鯖をカレーの具材に使う時の問題点は、
鯖の生臭さをどう消すか…ということだと思うのです。
確かドラマの中でも、その点にとても苦労していたハズ。
そこでわたくし考えました。
「白ワインで魚のクセを消そう!」
鯖の白ワインマリネの感覚で、カレーを作ってしまいました。

その名も…

「Ca va ?(サヴァ)カレー」

…すみません、ただの駄洒落です。

ご用意いただくのは、
市販のカレールウ1箱、タマネギ2コ、鯖1/2尾、ジャガイモ2コ、ホタテ(あれば)
ショウガ1カケ、ニンニク2カケ、唐辛子1本、ハチミツ大さじ1
ブイヨン2コ、白ワイン1〜2カップ

【作り方】

  1. 鍋に多めの植物油と唐辛子を入れ、みじん切りのショウガとニンニクを香りが出るまで炒める。
  2. みじん切りにしたタマネギを加え、中火で水分を飛ばすようにじっくりと炒める。
  3. 20分ほどたった状態。時間が許す限り、頑張って炒めます!
  4. 3に白ワインを加える。カレーの箱に書いてあるレシピのお水の量の2/3が目安。例えば「水カップ3を入れる」なら白ワイン2カップ、そして水1カップを足す。その後ジャガイモを入れ、弱火で20分ほど煮る。(かくし味にハチミツを加える)
  5. 一旦火を止めて、少々温度を下げてから、カレールウを加える。(これが実は美味しくなるポイント!!!)
  6. 余熱でルウを溶かしていく。(ジャガイモを崩さないよう注意!)カレーが溶けたら再び火を付けて、弱火で5分ほど煮たら、火を止めて蓋をしておく。
  7. 5で鍋の温度を下げている間に鯖の準備をする。
    鯖の半身を2cm幅のそぎ切りにし、軽く塩・胡椒を振って、小麦粉をまぶしておく。
  8. 6の段階で、カレーを煮ている間に、鯖を焼く。フライパンにオリーブオイルを入れ皮目を下にして焼く。今日はおまけで、水煮のホタテも。 皮目がこんがりと焼けたらひっくり返して、上から軽く(大さじ1程度)白ワインを振る。 鯖に火が通ったら、コンロの火を止める。
  9. 器にごはん、カレー、鯖の順に盛りつけて出来上がり。

こんなにたっぷり白ワインを使うの???
という感じですが、この酸味が絶妙に鯖と合うのです。
酸っぱいのが苦手な方は、ワインを減らすよりハチミツの量を増やして。
その方が絶対にコクが出て美味しいです。
で、タマネギ2コは必ず!
そして、少し温度が下がった段階でルウを入れる。
この3点を守れば、驚きのお味になりますよ〜。

もちろん白ワインとの相性は抜群!

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サヴァ?なサバカレー、是非お試しあれ。
(しつこい?笑)

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