たべるの

お肉に合う白ワイン

2008年2月20日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
本日は「お肉に合う白ワイン」がテーマ。

さてさて、いつ頃からか、わたし達日本人の間では、
「魚に白ワイン、肉に赤ワイン」
というのが、お馴染みになっていますよね。
料理合わせの範疇を越えて、ルールやマナーのように信じ込まれている。

皆さま、今日からこのフレーズは忘れてください!
「魚に白ワイン、肉に赤ワイン」は決まり事じゃないし、
ワインには魚に合う赤もあれば、肉を美味しくする白もある。
今日はその一例をご紹介します。

「モロッコ風 鶏モモ肉の白ワイン煮込み」

モロッコへ行ったことはありませんが、
パリに住んでいるとき、クスクスとかタジンとか、
モロッコ料理をよく食べに行きました。
クミンやパプリカやシナモンなどのスパイス、
コリアンダーやミントなどのハーブ、
干しぶどうやアーモンド、レモン、オリーブ…。
これらの素材を使えば途端にモロッコ風になるから不思議です(笑)。

この「モロッコ鶏」は、ニンニクとタマネギを炒め、
塩・胡椒した鶏モモ肉を色よくソテーした後、
レモンの輪切りとオリーブ、白ワインで煮込むだけ…
という超シンプル・レシピです。
ホンモノはかなり酸味が強いので、ハチミツ少々と白だしで隠し味。
(白ワイン200ccに対し、ハチミツと白だし各大さじ1が目安)
すると、爽やかさは残しつつ、食べやすいお味に。
より本格的にするなら、鶏を炒める際にクミンシードを使っても。

煮込みに使った白ワインやレモンの酸味が全体を支配するので、
合わせるワインも柑橘系のアロマを持った白ワインがぴったり。

で、合わせたのはこのワイン。

「エスペルト シャルドネ」
またまたエスペルトさんです(笑)。

熟したグレープフルーツを思わせる、
豊かな果実の甘さと酸味。
フレッシュでコクがあって飲みやすい。

白ワインを代表する品種シャルドネは、
果実味の豊かさやバランスの良さが身上ですので、
幅広いお料理に合いますし、大勢の方に好まれる懐の広さがあります。
ボリューム感もあるので、焼き肉やとんかつなんかにもぴったり。

オーク樽で仕込んだシャルドネは、
こんがりと焼いた香ばしい香りがするので、
グリルしたり揚げた肉に岩塩を振ってレモンをぎゅっと搾る…
なんて時に最高なんです!

是非、一度、お試しになってくださいね。

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