お肉に合う白ワイン
皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
本日は「お肉に合う白ワイン」がテーマ。
さてさて、いつ頃からか、わたし達日本人の間では、
「魚に白ワイン、肉に赤ワイン」
というのが、お馴染みになっていますよね。
料理合わせの範疇を越えて、ルールやマナーのように信じ込まれている。
皆さま、今日からこのフレーズは忘れてください!
「魚に白ワイン、肉に赤ワイン」は決まり事じゃないし、
ワインには魚に合う赤もあれば、肉を美味しくする白もある。
今日はその一例をご紹介します。
「モロッコ風 鶏モモ肉の白ワイン煮込み」
![](/wp-content/uploads/pic54-1.jpg)
モロッコへ行ったことはありませんが、
パリに住んでいるとき、クスクスとかタジンとか、
モロッコ料理をよく食べに行きました。
クミンやパプリカやシナモンなどのスパイス、
コリアンダーやミントなどのハーブ、
干しぶどうやアーモンド、レモン、オリーブ…。
これらの素材を使えば途端にモロッコ風になるから不思議です(笑)。
この「モロッコ鶏」は、ニンニクとタマネギを炒め、
塩・胡椒した鶏モモ肉を色よくソテーした後、
レモンの輪切りとオリーブ、白ワインで煮込むだけ…
という超シンプル・レシピです。
ホンモノはかなり酸味が強いので、ハチミツ少々と白だしで隠し味。
(白ワイン200ccに対し、ハチミツと白だし各大さじ1が目安)
すると、爽やかさは残しつつ、食べやすいお味に。
より本格的にするなら、鶏を炒める際にクミンシードを使っても。
煮込みに使った白ワインやレモンの酸味が全体を支配するので、
合わせるワインも柑橘系のアロマを持った白ワインがぴったり。
で、合わせたのはこのワイン。
![](/wp-content/uploads/pic54-2.jpg)
「エスペルト シャルドネ」
またまたエスペルトさんです(笑)。
熟したグレープフルーツを思わせる、
豊かな果実の甘さと酸味。
フレッシュでコクがあって飲みやすい。
白ワインを代表する品種シャルドネは、
果実味の豊かさやバランスの良さが身上ですので、
幅広いお料理に合いますし、大勢の方に好まれる懐の広さがあります。
ボリューム感もあるので、焼き肉やとんかつなんかにもぴったり。
オーク樽で仕込んだシャルドネは、
こんがりと焼いた香ばしい香りがするので、
グリルしたり揚げた肉に岩塩を振ってレモンをぎゅっと搾る…
なんて時に最高なんです!
是非、一度、お試しになってくださいね。
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