真子のゼリー
沢樹舞突然ですが、皆さまは「真子」ってご存知でしょうか？
真鱈の子（卵巣）のことです。
一般に「たらこ」と呼ばれるのは、介党鱈（スケトウダラ）の卵巣。
真子とたらこを比べてみると、色も大きさもまるで別ものです。
北陸では、真子はとてもポピュラーな食材で、煮付けたり昆布で巻いたり。
でも、今日はまったく違ったアプローチで真子を料理いたします！
「真子のゼリー」
【材料】
| 真子 | 600g |
| 水 | 800cc |
| しょうが | 2〜3切れ |
| 生クリーム | 100cc |
| 白だし | 大さじ2 |
| 粉ゼラチン | 5g |
【作り方】
- 真子はさっと水洗いしたあと、2つに切り離し、皮に切れ込みを入れておく。
- フライパンに1と、しょうがの薄切り、水500ccを入れ点火する。
- 沸いてくると皮が破け、パッと花が咲いたようになったら弱火にする。どんどん水を吸うので、さらに水を300cc入れ、白く色が変わりポロポロの状態になるまで火を通します。
- 一旦火を止め、トングで皮を抑えて、中身を絞り出し、皮を取り出す。しょうがも取り出す。
- 再び点火し、生クリームと白だしを加えて、一煮立ちさせる。
- 水でふやかしておいたゼラチンを5に加え、木べらで混ぜながら完全に溶かす。
- 型に6を流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
固まったら、お好みの大きさに切り分けでいただきます。
そのままでも美味ですが、クリームチーズとチャービルのスプラウトを添えてみました。
断面を見ておわかりになるように、プチプチした卵がびっしりと詰まっていて、
ゼリーという感覚よりも、真子そのもの、という食感です。
生クリームとゼラチンの効果で、むっちりと濃厚でクリーミーな真子になった…
そんな感覚です。
真子は見た目が強烈なので、なかなか手が出ないかも知れませんが、
意外とお手頃で、しかも本当においしい食材です。
この季節のデパ地下には、北陸ならずともきっと並んでいると思うので、
是非お手にとって、チャレンジしてうただきたいな。
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