たべるの

いかと里芋のワタ煮

2011年10月12日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は里芋シリーズ第二弾、ほっこり和食「いかと里芋のワタ煮」です。

今日は唐芋(とうのいも)という品種の里芋で、
昔ながらの和の煮物を作りたいと思います。
独特のねっとりした食感がある唐芋は京料理の「いも棒」にも使われ、
一般的な里芋より味が濃く旨味も強いのが特徴です。

里芋は、よく下煮をした後、水で洗ってぬめりを取りますが、
わたしはその「ぬめり」自体が里芋の美味しさだと思うので、
敢えて下処理や下煮をせず、皮をむいたらそのまま使います。
イカの「ワタ」も使って、コクのあるおふくろの味に仕上げます。

「いかと里芋のワタ煮」

【材料】

スルメイカ 1はい
里芋 5コ
出汁 500cc
大さじ3
みりん 大さじ3
しょう油 大さじ3

【作り方】

  1. 里芋はよく洗い、皮をむき、面取りをしておく。
  2. 出汁に里芋を入れ火に掛け、酒を加え、沸騰したら中火で煮る。
  3. 里芋を煮ている間にイカを裁く。げそを胴体から引き抜いて軟骨を取った後、1cm幅の輪切りにする。げそは2等分。ワタは袋から絞り出しておく。
  4. 2にイカをワタごと加え、みりん、しょう油を入れて、蓋をして5分ほど煮る。火を止めて蓋をしたまましばらく味を染みこませたら出来上がり。

煮汁は、味見をして「ちょっと濃いかな?」という位が、
煮上がったときにイカや里芋が美味しくなります。
長時間煮ると里芋が煮くずれたりイカが固くなったりするので、
5分ほど煮た後は余熱を利用してふっくらと仕上げるのがポイント。
  

さて、今日の主役の里芋「とうのいも」

実は昨日ご紹介した「鶏肉と里芋のゴルゴンゾーラ煮」では、
小芋ではなく親芋を使いました。
親芋はスーパーに出回ることは滅多にないのですが、
小芋に比べ崩れにくくほくっとした食感が特徴です。

調理法によって上手に使い分けできるといいですね!

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