たべるの

フェンネルが決め手!
「豚バラとじゃがいものワイン蒸し」

2011年6月14日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日はフェンネルが決め手!「豚バラとじゃがいものワイン蒸し」です。

例年よりかなり早く梅雨入りしてしまい、畑のじゃがいもが心配です。
長雨で土が水びたしになり、じゃがいもを腐らせてしまうからです。
本来ならば乾燥している今ごろ収穫をして、梅雨を迎えるわけですが、
今年は晴れている間に出来る限り掘る、そんな状況となっています。

さて、そうやって雨にも負けず収穫したじゃがいも。
例の如くあの手この手で料理する日々ですが、今日は強力な助っ人が!
畑で育てている「フェンネル」です。
ハーブが料理を劇的に変える!そんな一例を是非ご紹介しましょう。

「豚バラとじゃがいものワイン蒸し フェンネル風味」

【材料】4人分

豚バラ肉(ブロック) 300g
じゃがいも(大) 3コ
タマネギ 1コ
白ワイン 150cc
顆粒ブイヨン 小さじ1
ハチミツ 大さじ1
フェンネル 3枝
オリーブオイル、塩、コショウ 各適宜

【作り方】

  1. じゃがいもは皮付きのまま1cm幅の輪切りにする。豚バラ肉は2cm幅でカットし、しっかりと塩コショウしておく。
  2. フライパンに薄くオリーブオイルをひき、肉を焼き付ける。余り動かさず、じっくりと焼き色を付ける感覚で。
  3. 肉を一旦取り出し、薄切りのタマネギを入れる。鍋の底に付いているきつね色の膜をこそげ落とすように炒め、肉の脂身と旨味をタマネギに移す。
  4. タマネギを平らにしてじゃがいもを並べ、上に2の肉を乗せる。白ワインと少量の水を注ぎ、ブイヨンとハチミツも加えたら、蓋をして中火に蒸し煮にする。
  5. 肉やじゃがいもにあらかた火が通ったらフェンネルをたっぷり散らし、火を止めて蓋をして5分ほど蒸らす。仕上げに黒コショウを振って出来上がり。

いもと肉のワイン蒸しはわたしの定番なのですが、
今回の最大のポイントは「フェンネル」の持つ清涼感と甘さのトッピング。
フェンネルは古来より消化を助けることでも知られています。
今回はそのパワーを存分に活かすため、敢えて脂身たっぷりの豚バラを使い、
その旨味の詰まった脂分をじゃがいもに吸わせました。

本来ならちょっとしつこくなるところが、フェンネルのおかげでまったく重さを感じない!
ハーブのパワーを改めて感じさせる一皿となりました。

フェンネルのおかげで、じゃがいもの可能性がまた一つ広がりました。

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