たべるの

くたびれたほうれん草を「ぴん!」と元気にする方法と保存法

2011年4月15日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日はほうれん草を「ぴん!」と元気にする方法をご紹介します。

畑をやって、気が付いたことがあります。
収穫したばかりのほうれん草や小松菜が家に着く頃にはしな〜っとしてる。
スーパーに並んでいるものより遥かに新鮮なはずなのに、
あちらは収穫して数日経ってるはずなのに、キレイなのはなぜなのかしら?

家庭菜園やっていて同じような疑問を持つ方も多く、
調べてみたら、要は収穫後の「湿度の管理」に原因があったみたいです。

市場に出荷するプロの農家さんは、収穫した葉物を整然と揃えて、
泥を落としたり根っこを切ったりして束ねていきます。
わたし達も石井さんから「作る」方法を教えて貰ったので、
収穫後は作業小屋の前に腰を下ろして束を作って持ち帰ります。
そうすると、まるで「売り物」みたいに立派に見えるから不思議。

でも、それでも家に着く頃には「しなー」となってしまう葉物達。
要は「喉が渇いた」状態なんですね。
なので、まずは束ねてあった紐を解いて、根本をたっぷりの水に浸します。

小一時間もたったら、驚くほど元気を取り戻したほうれん草や小松菜。
葉っぱがハリやツヤを取り戻し「ぴん!」と勢いづいています。
この状態を、少しでも長く保たせるためのコツは、湿度を保つこと。
せっかく補給した水分を、蒸発させないように新聞紙にくるみます。
このとき、水気は切らず濡れたまま包むのがコツ。

新聞紙にくるみ、さらにポリ袋で覆って、立てた状態で野菜室へ。
こうすれば3〜4日間は元気な状態を保つことが出来ます。
見違えるようにパリッとするので是非お試しください。
 

さて、畑をやっている特権は、充分に育った野菜を収穫するのとは別に、
「おろ抜き」といういわゆる間引きをしたものを味わうことが出来ます。
葉物の場合、要は「ベビーリーフ」なので、柔らかさや甘さは格別です。
ほうれん草も、幼い葉は生のままで食べるのが一番!

ベビーリーフよりはちょいと育って「チャイルドリーフ」という感じですが、
ベーコンをカリカリに炒めてワインビネガーと和えたドレッシングで。
この瑞々しい香りと味わい、もう、たまりません!

「ほうれん草のサラダ」

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