たべるの

新ゴボウのバルサミコしぐれ

2010年3月25日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は春の定番、新ゴボウのしぐれ煮をバルサミコ風味でワインのお供に。

桜の便りが聞かれる頃になると、出回ってくるのが新ゴボウ。
香り高く柔らかくアクが少ない新ゴボウは春先だけのお楽しみ。
その味わいを堪能しようと、この季節せっせと作るのがしぐれ煮です。
今日は定番のしぐれ煮を、バルサミコ酢で沢樹流アレンジしちゃいます!

「新ゴボウのバルサミコしぐれ」

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【材料】

新ゴボウ 1本
牛肉(切り落とし) 100g
牛脂 1コ
バルサミコ酢 大さじ3
だし醤油 大さじ1
ハチミツ 小さじ1
実山椒の佃煮 小さじ1
木の芽 4〜5枚

【作り方】

  1. ゴボウはたわしで表面を軽くこすり、粗めの笹がきにする。薄い酢水に5分ほど浸しアク抜きをする。
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  2. フライパンで牛脂を熱し、脂分が溶け出したら牛肉を入れてさっとほぐす。
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  3. 牛肉の1/3程度が白っぽくなったら、水気を切ったごぼうを入れて、しっかりと炒める。
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  4. バルサミコ酢、だし醤油、ハチミツ、実山椒の佃煮を加え、ざっと炒め合わせたら出来上がり。器に盛り、木の芽を添えて。
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バルサミコ酢を使うと、通常のしぐれ煮よりも塩分がぐぐっと少なくて済みます。
コクがあるのにサッパリしていて、もちろん赤ワインとの相性は抜群。
実山椒の佃煮が無い場合は、お醤油の量を足せばOKです!

さて、合わせたワインは…

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「ジゾラ」マッツェイ

トスカーナのマッツェイ家は現在の当主が25代目という名門中の名門。
24代目のラポ・マッツェイ氏は20年に渡りキャンティ・クラシコ協会の会長を務めていました。
キャンティの代名詞のようなマッツェイ家が、新たな試みとしてシチリアでワイン作りを始めています。
この「ジゾラ」は、ネロ・ターヴォラというシチリアの土着品種を用い、名門らしいエレガントな1本に仕上げた逸品です。

ネロ・ターヴォラって、果実味がどーんと来るイメージがありますが、
この「ジゾラ」はしなやかな酸と繊細なニュアンスがあって、とっても上品。
ほのかにスパイシー、煮詰めたコンフィチュールのような果実味。
非常にバランスが良く、高級感のある味わいです。

ジゾラのエレガントな酸味とバルサミコ酢で味付けたしぐれ煮は、
実山椒の清涼感も相まって、とても良くできたカップル誕生となりました。
ついでにゴボウとネロ・ターヴォラが好相性なのも発見です!
是非、新ゴボウが美味しい季節に、試してみてくださいね。

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