冬の味覚「ぶり大根」で故郷を噛みしめる!
皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日ご紹介するのは冬の味覚「ぶり大根」。
富山での仕事で何が楽しみかと言えば「魚を買うこと」。
空港へ向かう帰る道に魚屋さんに立ち寄って大量に魚を買います。
魚は肉と違って旬があるのが一番の魅力。
季節ごとに旬の魚が移り変わっていく。
子供の頃はそういうことにまるっきり興味がなかったけれど、
今は美味しい魚で季節を感じるようになりました。
冬の魚と言えば「鰤」です。
ことにわたしの故郷・富山の寒鰤といえば日本一!
最近は「鰤しゃぶ」が全国区で知られるようになったけど、
あれは料亭のお味、とでも言いましょうか、
地元では家庭で食べることはあまり無かったような(…それは昔の話?)。
やっぱり鰤は刺身でいただくか、塩焼きか照り焼き、
そしてアラで作る「ぶり大根」で決まり、ですよねっ!
…ということで、わたしの「ぶり大根」は、
「色味はこっくりと深く、味わいは濃くもなく薄くもない」を目指します!
【材料】(4人前)
ぶり(アラと切り身を合わせて) | 400g |
米 | 200cc |
大根 | 600g |
ショウガ | 1カケ |
酒、みりん、はちみつ、しょう油 | (分量は下記参照) |
【作り方】
- まずは大根の下準備。
2cmの厚さに輪切りにして皮を剥き、面取をする。表面に深さ1mmほどの切り込みを格子状に入れる(隠し包丁)。大根が大きければ半分に切る。
鍋に大根とかぶるくらいの水、お米おおさじ1を入れ火に掛け、大根が半透明になるまでゆでる(約15分)。
ゆで上がった大根の表面を水でさっと洗い流し、水気を拭いて、バットなどにあげておく。 - ぶりの下準備。
ぶりのアラと身は大きめにぶつ切りに。大根とは別の鍋にたっぷりの湯を沸かし、ぶりを入れる。
表面が白くなったら取り出して冷水にとったら、流水に当てながら血の塊などを取りながらよく洗う。 - 鍋に酒カップ1/2、みりんカップ1/3、はちみつおおさじ1、しょう油カップ1/4、薄切りのショウガ1カケ分を入れて煮立てる。
煮汁が沸騰したらぶりを入れて落とし蓋をし、再び煮立ったら中火で10〜15分煮る。
ぶりをいったん鍋から取り出し、ボウルなどに移しホイルなどを上から乗せておく。 - 3の鍋にカップ1〜2杯の水を加え煮立たせた後、大根を入れて弱中火で30分ほど煮る。
時々、大根を上下替えたりして全体に味が染みるようにする。 - 仕上げ
ぶりを4に戻して、火を強めたら、お玉で煮汁を上から掛けながら煮詰めていく。
ぶりが温まり、全体にアメ色のテリが付いたら出来上がり!
大根やぶりの下準備や、別々に煮ていく、、、など、
少々手間が掛かりますが、頑張ってやる価値は大!です。
特に養殖のぶりの場合は、このやり方だと差が出ますよぉ〜!
東京に出てきた最初の冬に、スーパーでぶりのアラを見つけて、
生まれて初めてぶり大根を作りました。
味は「、、、」だったけど、
遠く離れた故郷や家族を、噛みしめる思いで食べました。
そんなわたしも、いつの間にか、こんなぶり大根を作るようになった。
なんだか感慨深いなぁ…。
皆さまもこのレシピ、是非いちど、お試し下さいっ!
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