たべるの

お米ができた。とれました。

2010年10月20日
高橋 忠和高橋 忠和

昔からお百姓さんは「稲を作る。米を作る」とは言わなかったそうです。
お米は「できるもの」「とれるもの」

今年初めて田んぼに挑戦した私たちでした。
苗は鹿島さんからいただいて、田植えは石井さんに教えてもらいました。水の管理は碓井さんに頼りっぱなし。いろんな方たちに助けてもらって、なを、分からないことや、失敗の連続でした。
それでもこうして「お米ができた」

10月3日。稲の穂は栄養分をたっぷり溜め込んで、黄色く垂れ下がっています。
6月13日の田植えから112日目。私たちの田んぼは、すっかり黄金色です。

スズメ除けの赤いネットを外して、稲刈りを始めましょう。
結局スズメは姿を現さなかったな。こんなちっぽけな田んぼだからかな。


鎌を使って稲を刈る。ほんとうなら稲刈り専用の鎌というのがあるのですが、私たちは草刈り鎌で。
「だから少し難しい。気をつけないと怪我をするぞ」
葉山牧場のよっちゃんが、わたしたちの稲刈りの先生です。



2株3株をまとめてワラでくくり、稲束を作りますが、これもけっこう難しい。


稲刈りを交替で進めていけば,小さな田んぼです。すぐに刈り取れる。中に潜んでいたイナゴやトンボが逃げ出していきました。


竹を組んで作った柵に、稲束を掛けて干します。掛け干し、稲架掛け(はさがけ)穂かけ、などと言いますね。


一応ねんのため、スズメ除けの赤いネットを掛けておきましょう。
この状態で,天候にもよりますが、10日から2週間ほど天日干し。刈り取ってすぐの籾の水分は、25%ぐらいあるそうですが、これを15%にまでします。水分が多すぎてお米が変質するのを防ぐのですね。

秋の陽射しが田んぼを照らし、涼しい風が吹いています。

私たちの、初めての「お米がとれました」

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