たべるの

たのしいな、因果応報。

2010年6月21日
さいこさいこ

野菜の葉っぱを目当てにアブラムシがやってくる。するとアブラムシの天敵、てんとう虫があらわれる。さらに「てんとう虫もどき」なんていう一見てんとう虫にみえるけれど、実は野菜の葉っぱ目当ての虫まであらわれる。畑の土を耕して、そこに元気なミミズを見つければ「栄養いっぱいの良い土だな」と嬉しいが、そんなとき頭上には「栄養いっぱいのミミズだね」と嬉しそうに飛びまわる鳥がいたりする。

自然の連鎖だけではない。畑のすべては関係性でできている。

人参は、間引きをきちんと行わないと、(土の中でぶつかっちゃうから)しっかり大きく育たない。きちんと間引けば、すくすく大きくなる。じゃが芋は種芋の上にできるから、育つ過程で上へ上へと土寄せをしなければならない。温度も水分も、その土の屋根が子芋には重要で、土がなければ、新しく生まれる小芋は困ったなぁと芋として育つのをやめてしまうのだ。

原因があって結果がある。そんな当たり前の関係を、畑は痛感させてくれる。思い知らせてくれる。毎日の暮らしだって、いっしょなのにね。すべては関係性でできていて、わたしの毎日は、わたしの因果応報なのに。ついつい「これくらい関係ないか」って、油断して怠けたり、甘えたり。畑さん、また教えてください。

先日の畑参加の日、お昼ご飯の残りをそのままに、みんなでその場所を離れたら・・・ちゃんとカラスが飛んできて、美味しい食パンをさらっていった。ああ、因果応報。みんなで笑った、たのしい畑。

コメント