ジャガイモ畑に雨が降る。
週末農業の難しいところは、たとえウィークデイの火曜日水曜日と良い天気が続いても、週末の土曜日、日曜日に雨が降れば、ハイッそれまで。手も足も出ない。
1月に栗林の横に新しい畑を開墾し、ジャガイモを育てることにしました。
パワーシャベルで土を掘り起こし、堆肥を撒きました。
2月には、トラクターで畑を耕し、石灰をを撒きました。
畑の栄養になるアブラカスを撒き、農薬も散布しました。
ジャガイモの種芋は「北あかり」と「男爵」を用意。
準備は着々。「第6回畑へ行こうよ」は、2月28日に予定していました。
しかし、「君たちの予定通りには行かないのだよ」
ジャガイモ畑に雨が降る。
翌週3月7日に延期したのだけれど、これもまた雨。
3月14日になってようやく太陽が顔を出し、ジャガイモの植え付けが出来たのです。
土を耕すのに、秋の野菜のときは耕耘機でしたが、今回はトラクターを使っています。
耕耘機というのは、そのハンドルを持って人は歩くのですが、トラクターは運転席に人が乗っかっちゃいます。耕耘機より大型です。パワーもあって、畑の土を、より深く、より細かく砕くことが出来ます。
畝幅約40cmで軽く溝を作っていきます。軽くといっても3日前までの雨水を吸った畑の土は重いです。
種芋は2つに切り、それぞれの一番有力な芽を残してあとは取り除いてあります。
芽かきと言います。イモの切り口には木灰をつけて乾燥させてあります。
この種芋20kg分の他に、昨年収穫して食べず、そのまま芽を出させたもの。「オンバ」と呼ぶのだそうですが、これを10kg分植え付けます。合計すると30kg!いったいどれぐらいの収穫量になるのでしょう。
畝の溝に種芋を、約30cmおきに、種芋の切り口を下にして、置いていきます。
種芋と種芋の間に化成肥料をひとつまみづつ。
軽く土を被せて仕上げです。覆土(ふくど)と言うのですね。
みんなの力でジャガイモの植え付けは無事に終わりましたが、その後も天候は安定しません。
葉山あたりの桜は、3月20日すぎに開き始めたものの、冷たい雨に打たれて蕾を固くしています。
ジャガイモ畑も、2週間たってもなんの変化も見られない。
「肥料を工夫したり、畑の土壌phの調整したり、これから先、芽が出て土寄せをして、わたしたちが一生懸命世話しても、最後はお日様なんだよね。太陽の力。」と石井さん。
どうかジャガイモが無事に成長しますように。
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