色あせない、夏の思い出。
カラフルは、パワフル。今年も、鮮やかな夏野菜に、美味しく元気な夏にしてもらった。畑で感じる夏も、もう何度目かになるけれど、やっぱり新しい経験が、そこにはある。
縁あって、我が叔父が用意してくれた苗。その中に混ぜられた、茄子のおすすめ品種に初めて挑戦。ひとつは、写真の「紫縞なす」。ゼブラ茄子という呼び名もあるようだ。米茄子に似ているが、米茄子より油を吸いにくく、そのぶん炒め物や揚げ物が、大胆に作れる。
「蒸してもいいよ」叔父の言葉をうけて作ってみたら、あらまぁ、柔らかい実が透き通って、きれいだこと。ミニトマトといっしょに、ごま油をきかせたポン酢でたいらげる。
もうひとつ、その苗が混ざっていることも知らず、成長してビックリの「長なす」も期せずして栽培。そういえば、幼いころ食べた気がするなぁ、長なすといえば丸焼きだよなぁ、、、そんな思いで焼いてみる。ほら長いでしょ、と普通の茄子と並べて撮影、そして食す。うわぁぁぁ、うまい。普通の茄子もうまいが、長なす焼き、ビックリするほどうまいよぉー。とろとろ感すさまじく、舌にひろがる風味は感動ものであった。せっかくの長さと美味しさ、その感動を美しく記憶にとどめようと、焼きナスそうめん出汁浸しを作ってみる。想像どおりの味、これを自己満足というのだな。
記憶にとどめるだけでなく、その豊作を美味しくとどめようと、今年初めて作ったものもある。ドライトマトだ。オーブンで作る方法と、天日干しと両方やってみた。どちらを手間とよぶのか、どちらをより美味というのか、甲乙つけがたく、どちらも上出来。ほほぉ、トマトのうま味って、こんなに凝縮するのね、という発見である。
当然ながら保存も可能。こちらもまた、冷凍保存と瓶詰めオリーブオイル漬けと2種類試し中。封じ込めた、美しく色鮮やかな夏の思い出。さて、いつごろ再会しましょうか。
★ドライトマトの作り方(セミドライタイプ)
- ミニトマトを半分にカット。
- オーブン皿にクッキングシートをしいて切口を上にして並べる。
- 140℃のオーブンで20分焼く。焦げ付きがないか様子をみながら、これを3回〜4回繰り返す。
※天日干しの場合は、ザルに並べて、ひたすら干す。雨にあたらないよう注意。天気次第だが、日中3日がセミドライの目安。(完全ドライは1週間程度かかるよう)
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