たべるの

ワイルドって、繊細。

2011年4月15日
さいこさいこ

畑から持ちかえった、大量の小松菜・ほうれん草・人参。新鮮なうちに食べたほうがいい。まずは当日、いろいろ取りまぜワイン蒸しに。畑作業の心地よい疲労感をほぐしながら、晩酌のおともにする。あまく、やさしい味がしみる。

ふ〜む、まだまだあるぞ。そうだ、おすそわけだね。ということで翌日、通勤バッグのかたわらに「小松菜と人参のセット」を数袋。ちゃんと食べていただけそうな仕事仲間に、勝手にわたす。数日後、その中のひとりが「ワイルドな小松菜と人参をいただいた」とツイッターでつぶやいていた。なるほど!ワイルド!たしかに、たくましく育った小松菜や土から抜きとったままの人参は、野性感にあふれ、本来の味と、それゆえの繊細なやさしい滋味を、たっぷりたずさえていた。あの日つくった一皿は、ワイルド蒸しと名づけよう。

ふ〜む、まだまだあるぞ。ってなわけで、小松菜とほうれん草で「初めて作る」に挑戦!オリーブオイルとにんにくを入れ、こっちは松の実、こっちはカシューナッツでコクを足し・・・ジェノバソース風の「小松菜ソース」と「ほうれん草ソース」が完成! これなら、少し保存もききそうだ。

畑直送の野菜は、数日たっても実は充分に新鮮。その後もスープに和えもの、炒めものと、いろいろメニューを堪能した。いまは、ワイルドかつ繊細、鮮やかな緑のソースをどう活用するか、日々探求中である。畑の余韻は長い。

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