新ゴボウのバルサミコしぐれ
皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は春の定番、新ゴボウのしぐれ煮をバルサミコ風味でワインのお供に。
桜の便りが聞かれる頃になると、出回ってくるのが新ゴボウ。
香り高く柔らかくアクが少ない新ゴボウは春先だけのお楽しみ。
その味わいを堪能しようと、この季節せっせと作るのがしぐれ煮です。
今日は定番のしぐれ煮を、バルサミコ酢で沢樹流アレンジしちゃいます!
「新ゴボウのバルサミコしぐれ」
【材料】
新ゴボウ | 1本 |
牛肉(切り落とし) | 100g |
牛脂 | 1コ |
バルサミコ酢 | 大さじ3 |
だし醤油 | 大さじ1 |
ハチミツ | 小さじ1 |
実山椒の佃煮 | 小さじ1 |
木の芽 | 4〜5枚 |
【作り方】
- ゴボウはたわしで表面を軽くこすり、粗めの笹がきにする。薄い酢水に5分ほど浸しアク抜きをする。
- フライパンで牛脂を熱し、脂分が溶け出したら牛肉を入れてさっとほぐす。
- 牛肉の1/3程度が白っぽくなったら、水気を切ったごぼうを入れて、しっかりと炒める。
- バルサミコ酢、だし醤油、ハチミツ、実山椒の佃煮を加え、ざっと炒め合わせたら出来上がり。器に盛り、木の芽を添えて。
バルサミコ酢を使うと、通常のしぐれ煮よりも塩分がぐぐっと少なくて済みます。
コクがあるのにサッパリしていて、もちろん赤ワインとの相性は抜群。
実山椒の佃煮が無い場合は、お醤油の量を足せばOKです!
さて、合わせたワインは…
「ジゾラ」マッツェイ
トスカーナのマッツェイ家は現在の当主が25代目という名門中の名門。
24代目のラポ・マッツェイ氏は20年に渡りキャンティ・クラシコ協会の会長を務めていました。
キャンティの代名詞のようなマッツェイ家が、新たな試みとしてシチリアでワイン作りを始めています。
この「ジゾラ」は、ネロ・ターヴォラというシチリアの土着品種を用い、名門らしいエレガントな1本に仕上げた逸品です。
ネロ・ターヴォラって、果実味がどーんと来るイメージがありますが、
この「ジゾラ」はしなやかな酸と繊細なニュアンスがあって、とっても上品。
ほのかにスパイシー、煮詰めたコンフィチュールのような果実味。
非常にバランスが良く、高級感のある味わいです。
ジゾラのエレガントな酸味とバルサミコ酢で味付けたしぐれ煮は、
実山椒の清涼感も相まって、とても良くできたカップル誕生となりました。
ついでにゴボウとネロ・ターヴォラが好相性なのも発見です!
是非、新ゴボウが美味しい季節に、試してみてくださいね。
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