たべるの

美と健康を作る「酒粕」のお話

2008年1月30日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちではん」、
本日は美と健康を作る「酒粕」のお話です。

この季節、我が家の冷蔵庫には酒粕が欠かせません。
特に寒い夜の「粕汁」は体がポカポカして最高です!

粕汁好きが高じて、今ではすっかり「酒粕」に魅了されてるわたし。
美味しいだけじゃなく、健康と美容にも凄い効果があるんです。
成人病を防いだり、新陳代謝を高めたり、肥満予防や美白作用まで!
こんな素晴らしい食品、毎日の食卓に取り入れないテはありません。

普通酒の酒粕(スーパーで見かける一般的な板粕)は、
精米度が低く酒成分も少な目。
それに比べると「吟醸酒」から作られた酒粕は、
米粒感があって、しっとりしてて、何より酒成分たっぷり!

↑「獅子の里」一番搾りの酒粕

そもそも酒粕は、もろみ(米と麹、酵母、水を発酵させたもの)を絞って、
清酒ができたあとに残ったもの。
当然のことながら、旨い酒の酒粕は美味しいに決まっているのです!

先日、石川県加賀市の酒蔵を訪ねた際に買った酒粕、
左から「獅子の里」一番搾りの酒粕、「大日盛」吟醸酒粕。
そして一番右が毎年送っていただく富山の銘酒「成政」の酒粕。

それぞれに個性が違う酒粕なので、食べ比べるのが楽しみです。

さて、まずは一番酒成分が濃そうな一番搾りの酒粕を使って、
「粕汁」を作ってみました。

粕汁というと、塩鮭が一般的ですが、
わたしは豚汁を酒粕仕立てにするのが好き。

出し汁にタマネギ、ゴボウ、ニンジンを入れて柔らかくなるまで煮た後、
カブ、豚バラ肉、焼き豆腐を入れ、ダシでのばした酒粕を加え一煮立ち。
(煮すぎるとカブは崩れ、豚肉は固くなるので、どちらも最後に入れてふわっと火を通す感覚で)
白ダシで味を調えて出来上がり。

お味は、、、というと、やっぱり、美味しい!
薄味に仕上げたのに、こっくりと深〜い味わいです。

豚汁はもちろん体を温めてくれますが、粕汁にすると保温力がまるで違うの!
食べたあと何時間も経っているのに、体の末端が冷えていないのです。
日本酒を飲むとず〜っと体がポカポカするけれど、酒粕にも同じ効果があるんですね。
酒粕って、冷え性の女性の味方!!!
毎日粕汁じゃ飽きちゃうから、いろいろお料理にも取りれたいですね。
(ただ今、レシピを大研究中!)

お味噌汁の味噌にちょっと酒粕を混ぜると、
クリーミーな味わいになって、とっても美味しいですよ。

小分けにしてラップをしておけば冷凍庫で長期保存もOK。
また、冷凍庫ではなく冷蔵庫や冷暗所で熟成させることもできます。
賞味期限は半年…なんて言われますが、1年やそこらは大丈夫。
実は酒粕は日本酒やワインと同じように長期熟成する食品なのです。
薄ピンク→茶色く変色しても問題ないそうです。
(熟成は美味しい酒粕でやらなきゃダメ。これも日本酒やワインと同じ)

皆さまも、酒粕パワーで、美と健康を手に入れちゃいましょう!

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