塩豚で仏の家庭料理「リヨン」
皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は塩豚を使ってフランスの家庭料理「リヨン」を作る!の巻。
もう、我が家の冷蔵庫に無くてはならない「塩豚」ですが、
毎度毎度シンプルに茹でるばかりじゃもったいない!
そう思って、最近は塩豚を使った発展レシピにいろいろと挑戦中です。
そんなときにふと思い出したのがフランスの家庭料理「リヨン」。
ロワールの料理らしいのですが、何故にリヨン?というのは謎ですが、
作り方は至って簡単、豚肉の脂分でじっくりと煮ていくだけ…なんです。
同様に素材の脂分で低温で煮る「コンフィ」に比べると格段に手軽で簡単、
しかもクセになる美味しさで、もちろんワインにもぴったりです。
「塩豚の脂煮 リヨン」
【材料】
豚のバラ肉(塊) | 500g |
塩 | 大さじ2 |
白ワイン | カップ1 |
ドライハーブ(タイム、ローズマリー等)、黒コショウ | 適宜 |
【作り方】
- 豚バラ肉にしっかりと塩をすり込み、1晩置いて塩豚にする。塩豚の詳しい作り方はこちらを。
- 豚肉を水洗いして、ペーパーでしっかりと水気を切ったら、4cm角ほどに切り分けて、コショウとドライハーブを振る。
- 煮込み鍋に豚肉を入れ、白ワインを注いだら、火に掛けてワインを沸騰させる。沸いたら火加減は中火に。
- 白ワインが蒸発したら、豚肉からじゅわじゅわ〜っと脂分が出てきます。その脂で炒めるするように、じっくりと肉に火を通していく。
- 時々肉をひっくり返しながら、濃い目のきつね色になったら出来上がり。ペーパーで表面の脂を拭き取って、器に盛りつけたら出来上がり。
表面は少々焦げてるくらいが、中がふっくらとして美味しいの!
保存も効くので、脂ごと保存容器に入れておけば、いつでもワインのつまみになります。
細かく刻んでパスタやサンドウィッチの具にしてもGOOD!
なんというかフランス風のチャーシュー、という感覚ですね!
ハーブ類は使わずシンプルに塩だけ…が、実は本場っぽいんですけど、
今日はワインとの相性を考えて、タイムとローズマリーを使いました。
合わせたワインは…
「ラウル・ペレス ウルトレイア・サン・ジャック・ホベン2007」
ウルトレイアの2007年が到着しました!
エレガントで豊潤な香りにシルキーな喉ごし。
グラスに口を運ぶ度に、離れがたく思うほど余韻が長く強い。
スペインの有名ワインガイドブックで5つ星の評価を得るなど、内外で大注目されています!
軽やかさと深さ、しなやかさと強さ。
こうした個性が持ち得るのは、高級なブルゴーニュだけだと思ってました。
2006年も素晴らしかったけど、2007年はさらに凄い!
このワインが3.000円以下だなんて、何人が信じるだろう?
わたしはてっきり「8.000円かな?」なんて言っちゃいました(笑)。
どーんと迫力のある豚バラ肉の旨味や旨味に、
ウルトレイアのきめ細かく滑らかなタンニンが混じり合うと、
豚肉がむしろさっぱりと感じるくらいで食が進むのです。
こうした料理とワインの組み合わせ「マリアージュ」の妙を知ると、
ワインの世界が一段と楽しくなりますよ!
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