豚肉とリンゴの甘酸っぱいクリーム煮
皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日はフランスの郷土料理を簡単アレンジした一品をご紹介します。
果物がおかずに入っているのは許せない!
そう思っている方って大勢いらっしゃると思います。
酢豚のパイナップル、フルーツサラダ、柿のなます…。
わたしは給食で出た「缶詰ミカン入り春雨サラダ」が大の苦手。
おかげで長らく、果物をおかずにするのはどうしてもダメでした。
ところが、大人になって、目覚めてしまった。
生ハムとメロン、鴨肉とオレンジ、そして豚肉とリンゴ…。
果物と酸味と甘みが、肉と出会うことで、絶妙な味わいが生まれる。
これぞまさしく「マリアージュ」、赤い糸のカップルです。
フランスのノルマンディー地方では、
名物のリンゴと豚肉をたっぷりの生クリームで煮る郷土料理があります。
今日はそのノルマンディー風味を、大胆かつ簡単にアレンジ!
「豚肉とリンゴの甘酸っぱいクリーム煮」
【材料】2人前
豚ロース肉(生姜焼き用) | 6〜8枚(約250g) |
リンゴ | 1コ |
サワークリーム | 大さじ3 |
ハチミツ | 大さじ1 |
水 | カップ1/2 |
ブランデー | 大さじ1〜2 |
バター | 大さじ1 |
塩、胡椒、小麦粉、植物油 | 各適宜 |
ピンクペッパー、クレソン | お好みで |
【作り方】
- 豚肉は強めに塩、胡椒をして、薄く小麦粉をはたいておく。
- フライパンに植物油を熱し、豚肉を両面焼く。(あとでまた煮るので、完全に火を通さなくてOK。固くなるので焼きすぎに注意!)
- 豚肉の表面がこんがり色づいたら、ブランデーを入れ、フランベする。(くれぐれも火気にご注意してください!)その後は、一旦皿などに豚肉を取り出し、アルミ箔を掛けて保温しておく。
- リンゴを両面焼き付けたら、サワークリーム、ハチミツ、水を加え、煮立たせる。
- リンゴを両面焼き付けたら、サワークリーム、ハチミツ、水を加え、煮立たせる。
- 豚肉を戻して、フタをして、弱火で5分ほど煮る。
- お皿にリンゴを敷いて、豚肉をのせて、クレソンを添える。ピンク・ペッパーを散らして出来上がり!
本場、ノルマンディー地方では、生クリームをたっぷり使います。
そして当然なのですが、豚肉をソテーする際振りかけるのは、
この地方の銘醸酒「カルヴァドス」、リンゴで作ったブランデーです。
ただし、カルヴァドスがご自宅にある方も少数でしょうし、
使うのは、普通のブランデーでも、ウイスキーでも構いません。
もうひとつ、ノルマンディー風は生クリームを使うのが基本ですが、
軽く爽やかな「サワークリーム」を使うのが沢樹流。
というのも、レシピをいろいろ調べてみると、豚肉を炒める際にリンゴ酢を加えるものもあるから。
ならば、サワークリームの酸味を使っても構わないんじゃないかと。
そしてさらにコクをつけるためにハチミツを加えるところも、
いかにも「サワキ家」っぽいと思うのですが(笑)。
ということで、いつものしょうが焼き用の豚肉が、
リンゴとサワークリームとの出会いでお洒落な一品に大変身!
豚肉の旨味や脂を吸い込んだリンゴの美味しさ、
爽やかなリンゴの酸味でぐっと引き締まる豚肉の味わい、
そしてそれを包み込んで盛り上げるクリームの役目。
この素晴らしいコンビネーションを知ってしまったら、
「果物でおかずは作らないで!」とは、もう誰も言わないでしょうね。
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