たべるの

富山名物「昆布じめ」でお洒落なカルパッチョ

2008年7月15日
沢樹舞沢樹舞

皆さま、こんにちは。「沢樹舞のおうちでごはん」、
今日は富山名物の昆布じめでお洒落なカルパッチョを作ります。

我が富山県の郷土料理「昆布じめ」。
獲れたての新鮮な魚を裁いて昆布で締めたものです。
昆布が魚の水分を吸い取り、同時に昆布の旨みが魚に移るので、
お刺身とはひと味もふた味も違う濃厚な味わいになります。

江戸時代より富山県には北前船で北海道から昆布が運ばれ、
その豊富な昆布を利用して「昆布じめ」が生まれました。
保存が効くのはもちろん、寝かせてアメ色に熟成した刺身の味は絶品。
生活の知恵が育んだ素晴らしい伝統料理です。

サス(カジキマグロ)の昆布じめ
白身魚に比べてぐっとコクがあります。
3日寝かせたので、いいツヤです。

昆布じめは、刺身と同様、わさび醤油で食べるのが一般的ですが、
ひと工夫して、カルパッチョ仕立てにしてみました。

「昆布じめのカルパッチョ すだち風味」

【材料】

さすの昆布じめ 1パック
すだち(or かぼす) 1〜2コ
フリルレタス 3枚
スプラウド 1/2パック
ピンクペッパー、塩、オリーブオイル 各適宜

【作り方】

  1. レタスは冷水でパリッとさせ、その後よく水分を取り、適当な大きさにちぎって皿に敷く。
  2. レタスの上に昆布からはがした刺身を適当に並べ、軽く塩を振る。
  3. ピンク・ペッパーのホールを指でひねり(潰し)ながら全体に散らし、スプラウドも散らす。
  4. オリーブオイルを掛け、最後にすだちを搾って出来上がり。

昆布じめさえあれば、1分半(?)で出来ちゃう超簡単料理!

こんな風にカルパッチョにすると、見た目もお洒落で素敵でしょ?
たっぷり搾ったすだちの酸味が、なんとも言えず爽やかです。

昆布じめは、刺身と昆布で自分で手作りしても良いのだけれど、
やっぱり富山の魚で作った昆布じめが美味しい〜っ!
今は便利なことに、通販をやっているお店も増えたようですので
「富山 昆布じめ」で検索してみてくださいね!

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